スウェーデンの夏を味わうおもてなし 最終回(全8回) 世界各国、夏を満喫する術はそれぞれありますが、とりわけ北欧諸国は、寒さ厳しい冬が長いぶん、太陽と自然の恵みを享受できる夏に特別な思いがあります。駐日スウェーデン大使夫妻のおもてなしの食卓から、スウェーデンの夏を旅する気分でお届けします。
前回の記事はこちら>> 大使公邸専属シェフが教える「夏のおもてなしレシピ」
ヨハン・アールステットさんストックホルムの一つ星レストラン「Restaurang L’Escargot」などでスーシェフを務める。パリやコペンハーゲン、ニューヨークの数々のレストランでも豊富な経験がある。伝統的なスウェーデン料理のほか、モダンな趣向を取り入れた料理も得意とする。いちごのデザート
~ピスタチオのアイスクリームとヴェルヴェーヌ添え~
北欧の夏はベリーの季節。仕上げのヴェルヴェーヌがアクセント
材料:6人分■ピスタチオのアイスクリーム
生クリーム 350ml
牛乳 50ml
砂糖 100グラム
卵黄 6個分
ピスタチオペースト 100グラム
■ストロベリーペーパー
いちご 100グラム
アガー(凝固剤) 2グラム
■アーモンドのクランブル
アーモンドパウダー 100グラム
砂糖 100グラム
バター 100グラム
薄力粉 100グラム
■仕上げ
いちごのピュレ※ 大さじ2
いちご(半分に切る) 12個
ヴェルヴェーヌ(細切り) 適量
※いちごをハンドミキサーで攪拌したもの。
作り方ピスタチオのアイスクリーム1 鍋に生クリームと牛乳を入れて沸騰させる。
2 ボウルに砂糖と卵黄を入れて攪拌し、倍量になるまで泡立てる。
3 2に1を少しずつ加えて混ぜる。その後、ピスタチオペーストを入れて混ぜ合わせる。
4 1の鍋に3を戻し入れ、へらで混ぜながら85度になるまで加熱する。
5 火からおろし、冷ます。可能なら、冷蔵庫で一晩ねかせる。
6 5をアイスクリームマシンにかける。
ストロベリーペーパー1 いちごをハンドミキサーで攪拌し、ピュレ状にする。
2 1を鍋で沸かし、アガーを加える。
3 ベーキングシートに薄くのばし、70度のオーブンで6時間かけて乾燥させる。円形や四角形に抜く。
アーモンドのクランブル1 材料を混ぜ合わせ、天板に広げる。
2 175度のオーブンで10分間焼く。
仕上げ1 器にピスタチオのアイスクリームを盛り、いちごのピュレを横に流す。
2 いちごを盛りつけ、クランブル、ヴェルヴェーヌを散らす。ピスタチオのアイスクリームに、ストロベリーペーパーを立てる。
撮影/阿部 浩 取材・文/柴田 泉
『家庭画報』2022年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。