教えてくれたのは
松本美栄(まつもとみえ)さん睡眠セラピスト。のべ5,000人の睡眠問題を解決。著書に『誰でも簡単に疲れない体が手に入る 濃縮睡眠 ® メソッド』(かんき出版)。 目と脳の緊張を解消すればぐっすり眠れて不調も改善
「朝起きたときに体がだるかったり日中眠くなったりする人は、眠りが浅い可能性が。脳の疲れを取れば深く熟睡できるようになります」と、睡眠セラピストの松本美栄さん。
現代人の慢性疲労や不眠の主な原因は、スマホによる眼精疲労やストレスによる脳疲労だそう。
「研究で、脳が疲れていると体が疲れているのと同じ症状が出ることがわかっています。疲れた脳は交感神経が活性化して、寝つきにくい状態。眠りが浅いと疲れが回復しないので体が休養モードに入り、日中だるさや眠気を引き起こします」。
目と脳は、視神経でつながっています。目の緊張をほぐすと、血流がアップして脳がリラックス。自律神経が整い、ストンと深い眠りに。
「老廃物が排出されて脳機能が回復すると、ホルモン分泌が正常になるので不調も解消します。日中は集中力も高まり活動的に。夜、お風呂上がりにやってみてください」
「濃縮睡眠ツボ押し」のやり方
1.親指の腹で目の上を押す目を閉じて、親指の腹で目頭の上にある骨をゆっくり3秒かけて優しく押し、1秒キープ。ゆっくり3秒かけてスーッと力を抜くように戻す。同様に、真ん中、目尻も行う。
押す位置はここ!目の上のくぼみに指を入れた状態で目頭、真ん中、目尻の上の骨。(写真の★印の位置)指の形はこれ!両手の親指の腹をしっかり上に向ける。2.目の下の骨を押す × 3回目の下の骨に人差し指、中指、薬指を引っ掛けるようにして置く。指の腹でゆっくり優しく3秒かけて押し、1秒キープ。ゆっくり3秒かけてスーッと力を抜くように戻す。3回繰り返す。
指の形はこれ!人差し指、中指、薬指の3本を軽く曲げる。3.こめかみを回して押す × 3回左手の人差し指、中指、薬指を左こめかみ付近に置く。後ろに3回回したら、グッと押して1秒キープする。少し強めに押してもOK。右側も同様に3回行う。
押す位置はここ!目尻に中指を置き、少しずつこめかみ付近にずらしてヘコみを見つけたら指を止める。(写真の★印の位置)・後編では、「濃縮睡眠ツボ押し」で心と体が整う理由について詳しく解説します(7月20日公開予定)。
『からだにいいこと』2022年8月号
雑誌『からだにいいこと』とは30代~50代の女性たちの体と心に寄り添い、解決策をお伝えする健康生活情報誌。医師や専門家の監修による、信頼できる確かな情報を、分かりやすく楽しくお届けしています(偶数月発売)。〔注目特集〕「筋肉ほぐし革命」で体重-3kg・体形-10歳!/努力せずに誰でも即美人「魔法の似合わせ術」/コリも痛みも取れる「からだにいい眠り方」/【とじ込み付録】好感度&運気UP 保存版 「魅せ色チャート」ほか
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https://www.karakoto.com/ この記事は、『からだにいいこと』2022年8月号の内容を抜粋・再構成したものです。 監修/松本美栄 撮影/福島章公 取材・文/逸村弘美 モデル/西秋愛菜