軽井沢の秘密 第20回(全25回) 恵まれた自然の中で、趣味や「森の生活」を愉しもうとする優雅なライフスタイル、食道楽をうならせる美味、軽井沢人だけが知るスポットなど、知られざる軽井沢の秘密に迫ります。
前回の記事はこちら>> ゆかりのかたがたに伺った「私の“軽井沢の秘密”」
別荘族だけが知る軽井沢の憩いの場や絶景スポット、名店、名品について、軽井沢をこよなく愛する本誌ゆかりの8組のかたにうかがいました。(50音順)
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照明デザイナー 石井幹子さん・
放送作家・脚本家 小山薫堂さん・
作家 下重暁子さん・
スポーツコメンテーター・元プロテニスプレーヤー 杉山 愛さん・軽井沢観光協会会長 土屋芳春さん(8月10日配信予定)
・ピアニスト寺田悦子さん 渡邉規久雄さんご夫妻(8月10日配信予定)
・料理研究家 濱野昌子さん(8月12日配信予定)
・日本画家 平松礼二さん(8月15日配信予定)
作家 下重暁子さん
「軽井沢高原文庫」には、堀 辰雄の代表作『美しい村』に登場することで有名な山荘が移築・展示されている。外壁に杉皮を用いた切妻屋根の山荘は、軽井沢初期の別荘の代表的な造り。明治の初期、欧米の宣教師が拓いた避暑地である軽井沢には、ショーハウスに代表される板張りの簡素な佇まいの家が建てられました。自然の息吹に囲まれ、自分の感覚を取り戻す瞬間、それは避暑地としての人の暮らしが作ったものです。
軽井沢に縁のある堀 辰雄や野上弥生子の山荘が移築された「軽井沢高原文庫」と、建築家・西村伊作が設計した文化学院の建物を再現した「ル ヴァン美術館」は、その息づかいを今に伝えてくれる貴重な場所です。
Information
軽井沢高原文庫
長野県北佐久郡軽井沢町長倉202-3
TEL | 0267(45)1175 |
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営業時間 | 9時~17時 |
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定休日 | 無休(冬季12月~2月休館、展示替えなどで臨時休館あり) |
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撮影/本誌・坂本正行 取材・文/冨部志保子
『家庭画報』2022年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。