女性ホルモンに働きかける スパイスの香りで健やかに 第4回(全9回) スパイスには漢方薬に使われるものも多く、古よりその健康効果が期待されてきました。近年の研究から、スパイスの香りが脳の視床下部に作用し、女性ホルモンを増やすこともわかっています。この夏は更年期のゆらぎを乗り越える健康アイテムとしての魅力に注目してみましょう。
前回の記事はこちら>> 真夏のアンチエイジングにスパイスの香りを取り入れる
テーブルクロス、ナプキン/すべて麻平ひと手間かけるだけでおいしく仕上がり、おもてなしにもぴったりのスパイス料理。擂(す)る、抽出するといったスパイスの香りを引き立てる調理法を駆使し、
作り置きしたスパイスビネガーも活躍。さあ、どれから作りましょうか。
サフランの香りと味を楽しむ
地中海スープ
使用スパイスの健康効果サフラン=更年期障害、睡眠障害、頭痛、めまい、物忘れの改善。鎮静作用・発汗作用など
作り方1. 鍋にオリーブオイル(大さじ1)を入れ、半分に切ったにんにく(2片)と薄切りにした玉ねぎ(1/2個)を炒め、有頭えび(4尾)を加えて炒める。
2.(1)に水(1000ml)、フュメドポワソン(大さじ2)を入れ、沸騰したらサフラン(小さじ1)を入れる。
3. タイム(小さじ1)、フェンネル(小さじ1)、白ワイン(200ml)を加え、弱火で5分煮る。最後に砂抜きしたあさり(200グラム)を入れて口が開いたら火を止め、塩・こしょうで味をととのえる。アイオリソースをつけたパンにスープを吸わせていただく。(アイオリソースの作り方は次のページでご紹介します。)