心の安定は体を整えることから
まずは運動・入浴・快眠
心と体の状態は切り離せません。天野先生によると、メンタルの改善に直結する生活習慣は運動と入浴。それによって血流がよくなり良質の睡眠が得られ、気分の改善につながるのです。
更年期以降は、ただでさえ夜間のメラトニン分泌が減るため、熟睡が難しくなります。したがって年齢を重ねればより一層、快眠のための生活の見直しが重要です。
まず私たちがすべきは、朝昼晩の規則正しいサイクルを身につけて体の状態を整えること。それだけで気持ちが上向きになるケースも多いのです。
“よく眠るための生活”9か条
【朝】●毎日同じ時刻に起き
●起床したら日光を浴びる
【昼】●ウォーキングなどの軽い運動をする
●昼寝は16時より前に30分以内で
●夕方以降はカフェインを摂らない
【夜】●入浴は就寝の1、2時間前に
●就寝前にスマホやパソコンを使わない
●就寝前のアルコールは避ける
●夕食から就寝まで3時間以上空ける
*NPO法人性差医療情報ネットワーク「女性外来マップ」では、女性外来を開設している医療機関(2018年現在約300か所)のリストを公開。
URL:
http://www.nahw.or.jp/hospital-info*「女性外来オンライン」(天野惠子先生主宰)では、天野先生ご自身が厳選した女性の健康の回復や維持に役立つ信頼性の高い情報を発信しています。
公式サイト「女性外来オンライン」:
https://joseigairai.online/YouTube
「女性外来オンラインチャンネル」はこちら>> イラスト/佐々木 公〈sunny side〉 取材・文/浅原須美
『家庭画報』2022年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。