女性ホルモンに働きかける スパイスの香りで健やかに 第5回(全9回) スパイスには漢方薬に使われるものも多く、古よりその健康効果が期待されてきました。近年の研究から、スパイスの香りが脳の視床下部に作用し、女性ホルモンを増やすこともわかっています。この夏は更年期のゆらぎを乗り越える健康アイテムとしての魅力に注目してみましょう。
前回の記事はこちら>> パプリカオイルが味の決め手に
レンズ豆のスープ
使用スパイスの健康効果
パプリカ=抗酸化作用、美白効果、免疫力の向上など
作り方1. バター(60グラム)を溶かし、みじん切りした玉ねぎ(中1個)とレンズ豆(200グラム)を弱火で5分炒める。
2. すりおろしたにんじん(中1個)とじゃがいも(1個)、鶏ガラスープ(1000ml)を加え、弱火で10分煮る。20分寝かせ、生クリーム(200ml)を加え、塩・こしょうを加え弱火で3分煮る。
3. フライパンにバター(40グラム)を溶かし、パプリカパウダー(大さじ1)を加え、泡が出たら火を止める。半量は(2)に混ぜ、半量は食べる直前にスープにかける。
「エピス ギンザ」オーナーシェフ・スパイススタジオ代表
朝岡久美子(あさおか・くみこ)さんスパイス会社を経営する両親のもとで育ち、大学では農学部で食の根幹を学ぶ。「スパイスブレンドが織り成す香りと味覚」をテーマに、アカデミー事業、コンサルタント、講演などを通してスパイスの新たな魅力を発信。http://www.epiceginza.co.jp/ 〔特集〕女性ホルモンに働きかける スパイスの香りで健やかに(全9回)
撮影/鍋島徳恭 スタイリング/阿部美恵 取材・文/渡辺千鶴
『家庭画報』2022年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。