こまつ座『頭痛肩こり樋口一葉』
夭折した明治の作家・樋口一葉の人生を描いた井上ひさしによる戯曲。こまつ座の旗揚げ公演として1984年に初演されてから再演を重ねてきた名作である。
若くして樋口家の戸主となった一葉は母と妹との暮らしを守るために、小説を書くことで生計を立てる決意をする。そんな一葉の前に現れた幽霊の花螢とのユーモアたっぷりの交流を軸に6人の女性が織りなす物語だ。
演出は栗山民也。出演は貫地谷しほり、増子倭文江、熊谷真実、香寿たつき、瀬戸さおり、若村麻由美。
表示価格はすべて税込みです。
構成・文/山下シオン
『家庭画報』2022年9月号掲載。
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