明日はバレンタインデー。今年はちょっと趣向を変えて、チョコレートジェラートを贈るというのはいかがでしょう? ご紹介するレシピは、チョコレートのおいしさを堪能できる濃厚タイプ。ミルク分を控えめにしたすっきりとした後味は、チョコ好きにはたまりません。使うチョコレートは、製菓用クーベルチュールチョコレートのカカオ分70%以上がおすすめ。上質なチョコレートならカカオ分85%までは同じ配合で作れます。
スタンダードな濃厚チョコのほか、ホワイトチョコやカフェインレスのチョコ風味と、好みに合わせてチョコレートの種類を変えて作ってみてください。齋藤由里さんの『おうちで作るイタリアンジェラート』より。
「チョコレートはそれ自体に油脂が含まれているので、なめらかな状態にしやすい材料です。糖分の添加には2つポイントがあります。まず、コクがあってやさしい甘みのざらめを用いて、チョコレートのまろやかさを損なわないこと。もうひとつはぶどう糖ですっきりとした甘みをつけ、食べたあとはチョコレートの風味だけが残ることです。またキャロブパウダーを少し入れると乳製品のコクに負けない香ばしさが出て、チョコレートらしい風味が出ます」(齋藤さん)。
【材料 3~4人分】
・チョコレート(粗く刻む) 40g
・キャロブパウダー※ 3g
・A [卵黄 3個/ぶどう糖 12g/ざらめ 10g]
・牛乳 240cc
・生クリーム 75cc
※いなご豆を乾燥させて粉状にしたもの。香ばしくチョコレート風味で、天然の甘みもある。イタリア語では「カルーバ」。