柔軟に対応してくれる小規模多機能型居宅介護
一方、小規模多機能型居宅介護は利用者の要望や状況に応じてデイサービスを中心に訪問介護、ショートステイを自由に組み合わせることが可能です。これらのサービスは同一施設が提供するので、違うサービスを受けても、いつものスタッフが対応してくれるメリットがあります。そのため、サービスを利用するうえで“なじみの関係”がポイントになる認知症の人に向いているともいわれます。
「このサービスを提供する小規模多機能型施設は自治体で計画的に整備されており施設数が限られているので、希望しても利用できないことがあります。また、この施設に所属するケアマネジャーにケアプランを作成してもらう必要もあります。一般的な介護保険サービスの手続きと異なる部分があるので、小規模多機能型居宅介護を使いたい場合は、要介護認定の結果を待つ間に地域包括支援センターの担当者に早めに相談しましょう」 『家庭画報』2022年9月号掲載。
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