教えてくれたのは――
池田由紀(いけだ・ゆき)さん思考解放アドバイザー。看護学博士。大学で教鞭をとる傍ら、「笑いと健康」をテーマに講演を多数行う。著書に『「なんとなく気分がすぐれない」は、1分で治る!』(ごま書房新社)。
笑いの力で心身の疲労が軽減し、免疫力もアップ
「慢性疲労の症状が深刻化するほど、回復に時間がかかります。仕事や家事をするなかで行き詰まりや疲れを感じたら、『笑いヨガ』を取り入れてみて」と話すのは思考解放アドバイザーの池田由紀さん。
声を出しながら動作を行うと呼吸が深まり、脳疲労を軽減する効果が期待できます。さらに、近年は笑いと免疫機能の関係性を検証する研究が進み、笑うと免疫細胞が活性化することもわかっています。
「毎日忙しく過ごしていると、自分をどこかに置いてきぼりにしがち。笑いヨガを行った後は『頭がスッキリした』など心と体の変化をチェックし、感覚を研ぎ澄ませて。現状を把握することで無理をしなくなるほか、不調の予防にも役立ちます」
暑さやストレスで、休んでも疲れが抜けない、元気が出ないと感じるときは、新鮮な空気をたっぷり脳に送ってリフレッシュしましょう!
「笑いヨガ」とは?
「ハハハ」と声を出す【笑う動作】+
「ハハハ」と息を吐く【ヨガの呼吸法】↓↓↓
「笑う」ことが体操に! 深い呼吸で脳を活性化
“よく笑う”ことで期待できる健康への作用とは?
1)免疫力が高まる笑うと免疫細胞を活性化する働きが活発に。病気にかかるリスクを減らします。
2)ストレスが減る笑顔による顔の筋肉の刺激で脳が「楽しい」と錯覚。ストレスを感じにくくなります。
3)脳の疲れがとれる腹式呼吸によってたくさんの酸素が取り込まれやすくなり、酸素不足による脳疲労を解消!
声が出せない時は、「サイレント笑い」もOK
職場や家で大きな声が出せないときには口パクでOK。息はしっかり吐きましょう。
※後編で、朝・昼・晩それぞれに適した「笑いヨガ」をご紹介します(9月28日公開予定)。どうぞお楽しみに!
後編の記事を読む>> 『からだにいいこと』2022年10月号
雑誌『からだにいいこと』とは30代~50代の女性たちの体と心に寄り添い、解決策をお伝えする健康生活情報誌。医師や専門家の監修による、信頼できる確かな情報を、分かりやすく楽しくお届けしています(偶数月発売)。〔注目特集〕即ヤセて二度と太らない!最新版「#スゴい骨活」/白髪・薄毛・うねり解決「すこやか美髪」の作り方/疲れを瞬時に回復! 30秒「元気チャージ法」/「無理せず身軽に生きる」ヒント集/【とじ込み付録】“なんとなく不調"に効く「まいにち毒出し」大全 ほか
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https://www.karakoto.com/ この記事は、『からだにいいこと』2022年10月号の内容を抜粋・再構成したものです。 監修/池田由紀 イラストレーター/しまだなな