究極のハイジュエリー 第7回(全20回) 目にするだけでも夢や幸福感を誘い、生きる力を与えてくれる、究極のハイジュエリーをご紹介いたします。
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マドモアゼル シャネルが愛した星・月・太陽、3つのシンボルからインスピレーションを得て、シャネル ジュエリー クリエイション スタジオ ディレクターのパトリス・ルゲローにより新たな輝きの物語が誕生しました。
麗しきハイジュエリーコレクションをご覧ください。
「私は、頭上にあるものすべてが好き。空も月も。そして、私は星の力を信じている」── ガブリエル・シャネル
マドモアゼル シャネルが生涯最初で唯一となるハイジュエリーコレクションを発表したのが1932年。
星の魅力に着想を得たピースを筆頭に、ダイヤモンドのみで構成されたハイジュエリーは、それまで富の象徴だった宝石の価値観を覆し、女性に自由やパワーを授けてくれる、という新しい時代のシンボルとなりました。
そんなオリジナルに立ち返り誕生した「コレクション 1932」。
眩い天体をテーマにした独創的なクリエイションは、輝く未来への道標となってくれます。
ネックレス(WG×ダイヤモンド)9億6404万円(参考価格)/シャネル流星の光のオーラが、身につける人を幸運に導くダイヤモンドのシェブロン(光の矢)が夜空を駆け抜ける躍動感溢れるデザイン。
首もとを幾重にも華やかに取り巻き、デコルテのセンターには19.32ctのオーバルカットダイヤモンドが燦然と輝きます。
ラグジュアリーを極めたネックレスは、後ろの留め金も星形にデザインされているなど、どの角度から見ても美しい唯一無二の存在。
ブローチ(WG×ダイヤモンド)8316万円(参考価格)/シャネル太陽系で最も神秘的な“月”への憧憬を込めて星空を背景に月を目指してロケットが飛んでいく、3.20ctのマーキスカットダイヤモンドをあしらった眩いばかりのブローチ。
斬新なデザインにはさまざまなサイズのダイヤモンドが煌めき、夢を運ぶにふさわしい特別なオーラを放っています。
撮影/武田正彦 取材・文/土橋育子
『家庭画報』2022年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。