歯周病、口臭……口腔内のトラブルの原因は“汚れ”
いつまでも健やかな体で、おいしく食事がいただけることは、人生の幸せです。そのために重要なのは、歯や歯茎の健康状態。
「口の中のトラブルの主な原因は、汚れです。毎日の歯磨きで歯の表面の汚れをきれいにすることは、見た目をよくするだけでなく、歯や歯茎のトラブルが起きにくい環境を作ります」と話すのは、デンタルケアで注目を集める成分、「ポリリン酸」研究の第一人者、柴 肇一さん。
「通常のペースト状の歯磨き剤には研磨剤が入っているので、強く磨くと歯の表面に傷がついて、かえってそこに汚れが溜まりやすくなってしまいます。その汚れを取り除くためにさらに研磨剤で磨き続けると、歯や歯茎を傷めることにもなります」
そこで注目したいのが、研磨剤を使わずに歯をきれいにしてくれるという成分「EXポリリン酸®」配合の歯磨き剤です。
就寝前はジェルとリンスの併用がおすすめ。左・ジェルタイプの歯磨き剤。薬用ポリリンジェルEX-W(1日2回使用で約60日分)60g 5940円 右・液体タイプの歯磨き剤で、口内のすみずみに成分を届けるデンタルリンスとしても使えます。薬用ポリリンデンタルリンスEX-W(1日1回使用で約30日分)500ml 3080円 ともに医薬部外品「EXポリリン酸®」で効率よく歯磨きを
「ポリリン酸とは人体内に存在し、発酵食品などにも含まれている成分です。汚れより先回りして歯の表面に結合して汚れを浮かし、さらに歯をコーティングしてくれるので、新たな汚れがつきにくくなるという好循環を生み、毎日きれいな状態を保つことができるのです」と柴さん。
歯磨き後は、「歯の表面がツルツルする」「マスクにこもる口臭が気にならなくなった」という声を多く聞くといいます。
「『EXポリリン酸®』は、着色が気になる歯の表面だけでなく、むし歯ができやすい歯と歯の間や、年齢を重ねるごとに特に丁寧なケアが必要になる歯周ポケットにもなじみやすく、コーティングして口内環境を整えてくれることが期待できます」
歯に負担をかけることなく、口内を健やかに保つ、新習慣を取り入れてみませんか。
EXポリリン酸®は口内でどう働く?
鎖状の成分であるポリリン酸は、鎖の長さによって働きが異なる。「EXポリリン酸®」は、柴さんが研究を重ね、歯にとってよい効果を及ぼす特定の長さのポリリン酸を厳選した成分。化粧品やサプリメントにも応用されている「EXポリリン酸®」は、「歯を傷つけることなく汚れを落とすと同時に、歯をコーティングしますので汚れもつきにくくなり、次の歯磨き時にも汚れが落ちやすくなるという好循環が生まれます」(柴さん)。
Information
リジェンティス
- https://regenetiss.jp 〔お話を伺ったのは〕柴 肇一さん 昭和大学歯学部客員教授、リジェンティス代表。大阪大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)後、スタンフォード大学医学部にて生体内ポリリン酸の研究を始める。帰国後も研究を継続し、2004年、リジェンティスを設立、2015年より3年間スタンフォード大学医学部客員教授としてさらに研究を発展させている。
表示価格はすべて税込みです。 取材・文/嵯峨佳生子 撮影/田中 雅、柳原久子、本誌・大見謝星斗、伏見早織 スタイリング/大沼 静(静物)
『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。