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年齢とともに気になり始める不整脈。なかでも患者数が多い「心房細動」とは?

2022.10.13

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加齢によって患者数が増える心房細動


今回は、不整脈のなかでも患者数が多く、加齢とともにその数が増える心房細動を取り上げます。心房細動は、健康診断の結果の分析から、すでに100万人を超える患者がいると推定されています。

心房細動はすぐに死につながるタイプの不整脈ではありませんが、動悸、息切れ、息を十分に吸えない感じ、胸部不快感、疲労感などが出ること、めまいや失神で転倒の危険があること、また、心房内に血栓ができ、脳梗塞につながることから注意が必要です。

心房細動の特徴


●心拍の電気信号が乱れて、心臓の筋肉が異常に収縮する状態

●頻脈になることが多いが、徐脈になることもある
●喫煙、生活習慣病などが原因となり、加齢とともに患者数が増える
●心房の一部で血液が滞留し、血栓ができやすい。この血栓が動脈を流れ、脳梗塞になることがある
●動悸、息切れ、めまいなどの自覚症状がある場合と、自分では全く気づかない場合がある
●すぐに治療が必要な場合と、そうではない場合がある

専門医に聞く 今、気をつけたい病気

1「甲状腺機能低下症」
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1−2 圧倒的に女性に多い「甲状腺機能低下症」。発症してしまったらどう付き合う?

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2−2 40~60代女性に多い、身近な菌が引き起こす肺の病(肺NTM症)。感染経路や治療法は?

3「下肢静脈瘤」
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3−2 「下肢静脈瘤」が潰瘍や色素沈着の原因にも。具体的な原因・対処法を解説!

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4−2 内臓や血管の合併症も引き起こす「関節リウマチ」。その治療法は?

5「帯状疱疹」
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5−2 痛みやまひが残るケースも。「帯状疱疹」を重症化させないために知っておきたいこと

6「頭痛」
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7「慢性腎臓病」
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8「緑内障」
8−1 日本の失明原因の第1位「緑内障」。発症のリスクや病気の特徴、早期発見のポイントは?
8−2 40代以上の5%、75歳以上の10%が緑内障。知っておきたい病気のタイプと治療法

9「糖尿病」
9−1 年齢とともに上がる「糖尿病」のリスク。やせ型女性も注意が必要な理由とは?
9−2 自覚症状がないまま重大な合併症を引き起こす「糖尿病」。検査や治療の方法は?

10「不整脈」
10−1 年齢とともに気になり始める不整脈。なかでも患者数が多い「心房細動」とは?
10−2 血栓ができ、脳梗塞を引き起こす危険も。脈拍が不規則になる「心房細動」はなぜ起こる?(10/14公開予定)
取材・文/小島あゆみ

『家庭画報』2022年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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