ハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)
羽生選手と同じく、カナダでブライアン・オーサーコーチに師事するハビエル・フェルナンデス選手。
高い身体能力で早々と4回転ジャンプにも成功しており、2011年の時点ですでにトウループとサルコウの2種類を跳ぶことができました。
ここ数年、演技力、表現力にもさらに磨きがかかり、氷上で喜劇からドラマチックなプログラムまでを演じ分けることができる、魅力的なスケーターへと飛躍。
ハビエルが銀盤に出てくるだけで、今日はどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうとワクワクします。
世界選手権では2015年、2016年と2連覇、欧州選手権では2013年〜2018年まで6連覇中で、スペインのフィギュアスケート界における第一人者。
残念ながら、今までのオリンピックでは好結果を残せていないのですが、3度目の今回、初の表彰台を目指しています。好調不調の波が大きいのが少し懸念材料ではありますが、勢いに乗った時のハビエルの演技は圧巻です。
長田洋平/アフロスポーツボーヤン・ジン選手(中国)
怪我のため、
GPFを棄権したボーヤン・ジン選手。
かなり重傷なのでは?と心配されていましたが、1月末に行われた四大陸選手権で久しぶりに会心の演技を見せてくれました。
SP(ショートプログラム)では宇野選手に僅差で2位でしたが、FSで見事な4回転ルッツなどを次々に決め、高い技術点を獲得して逆転優勝。もともと4回転を得意とするがゆえに、ややジャンプに頼った演技の印象を持っていましたが、表現力もかなり強化してきたようで、つなぎにも工夫と努力を感じます。
四大陸選手権の演技で、一気に表彰台候補に名乗りを上げました。平昌五輪でも要注目です。