家庭画報の手土産 第5回(全28回) 美しく、そして美味しい手土産は、私たちにとって相手を大切に想う心を伝える必携アイテムです。この特集では家庭画報ゆかりの皆さまや、家庭画報編集部の「美味手帖」から選りすぐりのアイテムを、セレクトしたエピソードとともにご紹介します。
前回の記事はこちら>> 「家庭画報」の愛する味を訪ねて。東京・九段へ
昭和27(1952)年創業の「さかぐち」で買い物を楽しむ中山さんと白城さんご夫妻。「家庭画報」スタッフおすすめの手土産、不動の第1位。訪ねる人
中山秀征さん・白城あやかさんご夫妻
ご近所や縁の場所に美味なるものがあれば、ぜひ手土産にしてお相手を喜ばせたいもの。「家庭画報」編集部も地元発の誠実な味に日頃から親しみ、手土産として愛用しています。編集部お墨付きの美味名店に、中山秀征さん・白城あやかさんご夫妻をご案内しました。
中山秀征さん(なかやま・ひでゆき)タレント 1967年群馬県生まれ。85年フジテレビ『ライオンのいただきます』でメジャーデビュー。現在は情報番組やバラエティ番組の司会だけでなく、ドラマや舞台で役者としても活躍。レギュラー番組である日本テレビ『シューイチ』は毎週日曜7時30分より放送中。白城あやかさん(しらき・あやか)元宝塚歌劇団星組トップ娘役 1967年東京都生まれ。88年宝塚歌劇団入団後、92年『白夜伝説/ワンナイト・ミラージュ』で星組トップ娘役に。97年『エリザベート-愛と死の輪舞-』を最後に退団。98年結婚。現在はディナーショーのほか、オイルソムリエとして講演会や美容イベントで活躍中。ふと食べたくなる、丁寧な仕事による心和む味
お堀を望む市ヶ谷から靖國神社方面へ。江戸時代には幕府の御用屋敷もあったという九段エリア。「手仕事」を大切にした、いぶし銀の名店が並びます。
御あられ処 さかぐち
蓋を開けると黒一色の「京にしき缶」(4500円)。一口あられとの詰め合わせ「二種」(3000円)も人気。昔ながらの手作りあられとかき餅が50種以上!
カラカラと引き戸を開けると、凜とした店内にあられやおかきが整然と並んでいます。塩味からざらめのかかった甘辛系、のりやごま。さらさらあられタイプにげんこつ型、丸形……と形も味わいもバラエティに富んだラインナップはその数およそ50種類以上。
店内に入った瞬間から、おせんべい好きの中山さんのお顔もほころびっぱなしです。もちろんすべてが国産材料から厳選した手作り。手に取りやすいよう袋詰めされた商品も並びますが、基本は量り売りという昔ながらのスタイルを守り続けています。
「お客さまの数だけおすすめがあります」とほほ笑む2代目ご主人の坂口智也さん。とりわけ手土産として人気が高いのは、一面がのりで覆われた缶入りの「京にしき」。海外出張に持って行っても形のくずれない手土産を、と40年前に初代社長がこの形を考案、以来「さかぐち」を代表する一品となりました。
「心強いお手土産!」と白城さんもお気に入りリストに早速加えたご様子。「硬めのおせんべいが好きな僕としても心誘われます」(中山さん)。
お好みを吟味して大満足の中山さん。下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 Information
御あられ処 さかぐち
東京都千代田区九段北4-1-5
撮影/平岩 享(中山さん、白城さん) スタイリング/上野健太郎(中山さん) 取材・文/露木朋子 〈中山さん〉ジャケット/グランサッソ(エスディーアイ) シャツ/ジャンネット、スカーフ/ホリデー & ブラウン、パンツ/デヴォレ・インチピット、シューズ/ポルペッタ(ビームス F) ※特集内でご紹介する商品の情報、価格は2022年9月7日現在のものです。 事情により内容が変わる場合がございます。 商品のお取り寄せをご利用時、別途送料がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。