雑誌『家庭画報』編集部で料理班に在籍四半世紀のパンダ社長が、厳しい目で選んだとっておきの「おいしいお取り寄せ」を熱狂的にお勧めするコラムです。
一覧はこちら>>クリーミィなホワイトソースがたまらない。グラタンは心もほっこり
表面がまだぐつぐついっているところをあちちっといいながらハフハフといただく。グラタンを表現しようとすると自然と擬音語が増えてしまいます。それだけシズル感のある、感性に訴える料理ということでしょうか。
子どもの頃、初めてのレストランデビューは横浜の洋食屋さんでした。そこでいただいた「海老マカロニグラタン」が衝撃で、それから母にねだっては作ってもらったものです。今でもグラタンは我が好物のベスト3にランクインしています。
そもそもグラタンという名前はどこからきたのでしょう
新人編集者時代、フレンチのシェフを取材したときに「グラタンはフランス料理のグラティネという手法からきているんだ」と教わりました。
グラティネ(gratiner)とは蒸し焼きにするという技法、焦げ目をつけるという意味でもあるようです。グラタン(gratin)という料理はそこに由来があります。グラタンはもともとはフランスのドーフィネ地方が発祥の郷土料理です。
余談ですが洋食屋さんの定番メニューのドリアは横浜のホテルニューグランドの初代総料理長、サリー・ワイル氏の発案といわれています。
どうですか? なんだかグラタンが恋しくなってきませんか?
ロゴ入りの陶器製皿に入った名門老舗ホテルが誇る味
海老、ほたて貝、ずわい蟹と贅沢なシーフードがたっぷりと。コクのあるベシャメルソースとロブスターブイヨンで作るアメリカンソースを合わせ、白ワインでさらにふくよかでリッチな味に仕立てられています。ロゴ入りの陶器の皿はいただき終わった後も使えます。
能登の海の幸が盛りだくさん!の海鮮ドリア
石川県の能登地方を代表する海の幸、甘えび、紅ずわいがに、かきを奥能登のお米、「のとひかり」と合わせました。化学調味料不使用、無塩バターであっさりとしながらコクとボリュームが感じられるおいしさ。
ミシュラン二つ星が贈る思い出となるクリスマスの一夜を彩るのに最適な一品
東京六本木に店を構える「エディション・コウジ シモムラ」はミシュラン二つ星を保持し、フレンチの巨匠、アラン・デュカスも通う名店。ラザニア風グラタンはミモレットチーズがアクセントの5種のチーズや豚肉、なすにトマト、パスタとボリュームもたっぷり。レストランの厨房で手作りしている本格派の味わい。いただき終わった後の容器も再利用できます。
中澤パンダ社長
月刊誌『家庭画報』編集部の料理班を率いること約20年。おいしいものを食べること、人に勧めることが人生最大の喜び。現在、「家庭画報ショッピングサロン」の運営会社の代表取締役社長。