『破れ星、流れた』
装幀/水戸部 功倉本聰 著/幻冬舎柔道に打ち込み、外ではケンカも辞さず、筋金入りのクリスチャンで、俳句に耽溺したという父の思い出話から始まる、脚本家・倉本聰(本名・山谷 馨)さんの自伝エッセイ。
のどかな武蔵野の面影を残す東京・善福寺で過ごした戦前の子ども時代から、家族が離散し、自身は岡山に疎開した戦中のこと、戦後、焼け野原の東京での小学6年生から浪人、東京大学入学と続く学生時代、破天荒なニッポン放送時代、そして脚本家としての独立までが描かれる。数々の名作ドラマの原点を垣間見ることができる。
「#今月の本」の記事をもっと見る>> 『家庭画報』2022年11月号掲載。
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