介護に直面してからではなく、元気なうちからリサーチする
介護保険外サービスの提供者は自治体から民間企業まで実にさまざまです。「横出しサービス」といって介護保険にはないサービス(配食、移送・送迎、訪問理美容など)を自治体が独自に安価で提供するほか、社会福祉協議会やシルバー人材センターなどでも家事支援をはじめ、外出支援、通院介助、見守り、話し相手などいろいろな生活支援サービスを行っています。
また、各自治体では要介護認定者と要介護状態になるおそれの高い高齢者を対象に「介護予防・生活支援サービス事業」を実施し、訪問サービスに加え、通所サービス(通いの場)も用意し生活機能維持のための運動などを提供しています。
介護保険外サービスの提供者とそのサービス内容
取材などをもとに作成介護保険サービスを利用する際には、介護保険外サービスもケアプランに上手に組み込んでもらえるようケアマネジャーに相談し、全体を管理してもらうのがよいでしょう。
地域包括ケアシステムが推進されていることもあって介護保険外サービスは充実してきています。介護に直面してからでは遅いので、元気なうちから地域包括支援センターなどで提供状況についてリサーチしておくことも大切です。
『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。