教えてくれたのは――
清水ろっかんさん柔道整復師、骨格矯正士。整体サロン「ろっかん塾」主宰。不調改善や若返りのゴッドハンドと呼ばれ、さまざまなメディアに出演。著書に『眼圧リセット』(飛鳥新社)、『「聞こえ」がよくなる! 耳穴スイッチ』(世界文化社)他。
ゆがみをリセットすることは視力回復にもつながる
「視力回復には手術しかないと思われがち。でも、実は眼球が入っている穴の『眼窩(がんか)』を押し上げれば、すぐにぼやけた視界がクリアになります」と、骨格矯正士の清水ろっかんさん。
視力低下の大きな原因は、眼球内の圧力「眼圧」の上昇にあるそう。
「猫背やスマホの使用で下を向く時間が増えると、眼球の動きをサポートする首の筋肉『後頭下筋群(こうとうかきんぐん)』に負担がかかり、こり固まります。しかも多くの骨が重なる頭蓋骨はささいなことでズレやすく、特におでこの『前頭骨(ぜんとうこつ)』は下がりやすい骨。眼窩がゆがんで眼球が押しつぶされると眼圧が上昇し、ピントが合わなくなります」
視力低下につながる、首コリと頭蓋骨のゆがみ
姿勢の悪化により首コリが発生猫背やスマホの使用などで姿勢が悪化すると、眼球の動きをサポートする「後頭下筋群」に負荷がかかります。首コリによって神経が圧迫され、ピントが合いにくく。
↓
↓
頭蓋骨がズレて「眼窩」がゆがむ姿勢の悪化で長時間下を向いているとおでこの「前頭骨」に圧がかかり、次第にズレが発生。眼球が入っている穴「眼窩」がゆがみ、眼球内の圧力「眼圧」が上昇。
↓
↓
眼球が変形して視力が低下する眼窩がくぼむことにより、風船のような弾力のある眼球に圧がかかって変形。角膜から網膜までの長さが伸びて遠くのピントが合わず、近視に。
「スマホを手放せない時代だからこそ、日々のリセットが大切。首と頭蓋骨のケアで、視力は取り戻せますよ」(清水ろっかんさん)。
後編で、視力低下の原因を気持ちよくほぐして解消しながら眼窩を広げるマッサージをご紹介します。(
11月16日公開予定)。
『からだにいいこと』2022年12月号
雑誌『からだにいいこと』とは30代~50代の女性たちの体と心に寄り添い、解決策をお伝えする健康生活情報誌。医師や専門家の監修による、信頼できる確かな情報を、分かりやすく楽しくお届けしています(偶数月発売)。
〔注目特集〕心・食・動作で差がつく!「太らない体・老けない体」/「1分うるおい秘術」でシミ・シワ・ほうれい線消し/疲れ目・老眼・視力低下に「目が良くなる」裏ワザ/できるだけ「イライラせずに生きる」方法/【とじ込み付録】心が癒える「クスリ絵」カード ほか
・
Amazon.co.jpで購入する>>●公式サイト「からだにいいことWeb」
URL:
https://www.karakoto.com/ この記事は、『からだにいいこと』2022年12月号の内容を抜粋・再構成したものです。 監修/清水ろっかん イラスト/徳丸ゆう