家庭画報の手土産 第24回(全28回) 美しく、そして美味しい手土産は、私たちにとって相手を大切に想う心を伝える必携アイテムです。この特集では家庭画報ゆかりの皆さまや、家庭画報編集部の「美味手帖」から選りすぐりのアイテムを、セレクトしたエピソードとともにご紹介します。
前回の記事はこちら>> 【東京・葛飾】できたてを買いに「青戸」お煎餅屋さん散歩
かつては利根川の支流・中川から船でお江戸に、ブランド米を供給する穀倉地帯だった東京・葛飾区の「青戸」。米の加工品であるお煎餅作りが盛んでした。近くには製法も味わいも違う3軒の老舗が……。できたてを買って味比べを楽しみませんか?
第23回では「
杉戸煎餅 青戸店」を紹介しました。今回は「神田淡平 工場直売所」を紹介します。(富士見堂は後日紹介)
神田淡平 工場直売所
焼きたてのお煎餅。右から竹炭、激辛、山椒、今戸焼。鈴木さんは実は“激辛”という造語の創造主で、激辛ブームの火付け役。鏝(こて)を使った手焼きは昔のまま。次々登場する味変の妙
戦前からの木造の建物も残る工場で、生地から手作りされる「淡平」のお煎餅。特徴は焼き手が握る“今戸焼”の鏝です。
これは5代目の鈴木 敬さんが、当地に江戸時代から続いてきた今戸焼の最後の窯元を訪ねて、製作をお願いしたというもの。この鏝で形を整えながら、弱火でじっくり、中まで火を通します。
店舗前にて。右から鈴木 敬さん、孫の凜さん、6代目若女将天宮麻耶さんと夫の天宮純也さん。 Information
神田淡平 工場直売所
東京都葛飾区青戸1-17-3
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/安藤菜穂子 取材協力/久保香菜子 平岩理緒 ※特集内でご紹介する商品の情報、価格は2022年9月7日現在のものです。 事情により内容が変わる場合がございます。 商品のお取り寄せをご利用時、別途送料がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。