“キリトリ”された、美しい紅葉の景色。なぜこの場所にフォーカスしたのか、外に広がる風景はどうなっているのか……。空間に込められた表現者の意図をくみ取れば、その魅力はさらに深まることでしょう。写真は圓光寺。この秋、京都の紅葉を楽しむ夜の旅へ
深まる秋の楽しみといえば紅葉。
それが古都・京都の名所ともなれば、人生で一度は見てみたい絶景の一つでしょう。
2022年11月23日(水・祝)に放送されるBS11の『京都紅葉生中継2022~“キリトリ”限りある空間を愉しむ~』では、そんな京都の紅葉を“キリトリ”という視点で大特集。
カメラのファインダーで風景を絞り込むように、心に留まる情景を描いた絵画のように、切り取られた世界の意味や背景に迫る、2時間生放送の番組です。
KBS京都・BS11の共同制作となる、本番組の見どころをご紹介しましょう。
紅葉の名所3地点を繋いで
誰もが心を奪われる景色をお届け
京都でも名高い紅葉の名所、左京区の洛北の一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院・圓光寺。メインの舞台となるのは紅葉の名所「圓光寺」。圓光寺といえば、“額縁紅葉”や“額縁庭園”ともいわれる、建物の柱や障子を額縁に見立てて紅葉を捉えた景色が有名です。
豊臣秀吉の正室、北政所ゆかりの臨済宗建仁寺派の禅寺・高台寺。夜の紅葉鑑賞が大人気。番組では圓光寺のほか、紅葉の名所と名高く、ライトアップが人気の「高台寺」や、世界遺産であり壮大な景色で知られる「元離宮二条城」と中継を結びながら、京都の紅葉の美しさを臨場感たっぷりにお届けします。
ゲストとともに、美しく幻想的な夜の紅葉鑑賞を
右から、サンポーニャ&ケーナ奏者の瀬木貴将さん、俳優の大塚寧々さん、国際日本文化研究センター所長の井上章一さん。生放送を見守るのは、俳優の大塚寧々さん。「写真もそうなのですが、切り取られているからこその美しさを感じます。秋の京都には、紅葉を楽しむ場所がいくつもあるのが魅力だと思います」。
また今回、紅葉と音楽で“共演”を果たすのは、サンポーニャ&ケーナ奏者の瀬木貴将さん。「海外の方に日本の代表的な風景として薦めるとすれば、京都の紅葉です。コンサートで何度も訪れている京都の紅葉をひたすら見ることを楽しみにしています」。ライトアップされた幻想的な空間で奏でられる、瀬木さんの美しい音色、音楽と紅葉の荘厳なコラボレーションは必見です。
ライトアップされた秋の高台寺庭園。各所の見どころや背景をわかりやすくガイドしてくれる、国際日本文化研究センター所長・井上章一さんの解説も見どころの一つでしょう。
いつでもスマートフォンで風景を切り取ることができる昨今。
画面の外側に広がる、さらに大きな感動を、ゲストとともに体感してみませんか?
京都紅葉生中継2022 ~“キリトリ”限りある空間を愉しむ~