【作り方】
1:たねの下ごしらえをする。ゆで海老は、塩ゆでして中心まで火を入れた海老を、頭と尾を残して殻をむく。
2:うなぎ蒲焼き(市販品)は、オーブントースターで、温めながら表面をカリッと焼き、香ばしさを出す(写真上)。低温で時間をかけて焼いたほうが、身がふっくらとする。真ん中で切って半身にし、約5mm 幅の短冊切りにする。
3:帆立貝柱は、片面は深く、反対の面は浅く、ともに格子状に細かい切り目を入れる(写真上)。フライパンで両面を香ばしく焼き(写真下)、醤油をひと垂らしして火を止める。アルミ箔で覆い、1分ほど蒸らして中心まで火を入れる。大きければ斜めに切って2等分してもよい。
4:こはだ酢締め(市販品)は、真ん中で切って半身ずつにして、5mm厚さの斜め切りにする。
5:蒸しだこ(市販品)は、薄切りにする際、波切りにすると柔らかく食べられる。包丁を寝かせ、うねらせながらそぎ切りにする方法で(写真上)、さざ波が立ったような切り口に。あまり薄くしすぎないようにする。さらに包丁の刃元で、切り口に数か所切り込みを入れると(写真下)、噛みきりやすい。
6:しいたけ旨煮は、端から薄切りにする。ちらしずしでは、煮汁を絞る必要はない。
7:かんぴょう煮は、1cm 四方くらいに切る。細かく切りすぎると、歯切れのよさや旨みを感じにくい。ちらしずしでは、太巻きの時のように煮汁を絞る必要はない。
8:酢ばすは、粗いざく切りにする。棒状のもの、小角切りに近いものなど、いろいろな形が混ざっていることで、食感にリズムが出る。
9:玉子焼きは約5mm 幅の短冊切りにする。
10:さやえんどうは、筋を取って柔らかく塩ゆでし、水気をきる。斜め半分に切り分け、端にV 字に切り込みを入れて矢羽根切りにする。