自治体として最多、3度のふるさと納税額日本一を誇り、全国から熱い視線を受ける宮崎県都城市(みやこのじょうし)。その理由は、豊かな自然に育まれたこの土地ならではの逸品にありました。集いの場が増える年末年始に向け、今チェックしたい「おいしい」情報をお届けします。
“日本一”の魅力が集まる都城市
宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連峰。「天孫降臨」伝説の残る高千穂峰を含む火山群であり、肥沃な土壌と清らかな水の源でもある。 宮崎県の南西端に位置する都城市。霧島連峰をはじめとする雄大な山々に抱かれ、盆地ならではの寒暖差のある気候と豊かな自然に恵まれたこの場所は、九州随一の美味の宝庫です。
中でも、広大な大地や豊かな地下水源を生かした畜産と焼酎造りが盛んに行われており、2020年には肉用の牛・豚・鶏の総産出額で日本一に輝いたほか、焼酎の売上高は10年連続の日本一。この“日本一の肉と焼酎”こそ、都城市が全国の人々を魅了し、日本で最もふるさと納税が集まる市となった理由なのです。
それでは、おいしさと品質を追求する生産者とともに、注目の逸品をご紹介しましょう。
愛情とこだわりが生んだ極上の和牛
日本を代表するブランド牛として、内閣総理大臣賞を4期連続で受賞した宮崎牛。最高級の肉質とこまやかな霜降りが特徴で、口に含むとほのかな甘みと芳醇な香りが広がります。
宮崎牛を堪能するなら大きなステーキ肉で。食卓の主役間違いなしの「宮崎牛【赤身霜降り】ロースステーキ200g×2枚」必要寄付金額1万5000円。 都城市の「桜花牧場」では、繁殖から肥育・出荷までを自社で一貫して行っており、ストレスのかからない清潔な牛舎で、一頭一頭の牛を大切に飼育しています。パイナップルとサトウキビの繊維、漢方食材などを配合した独自の飼料と、霧島連峰に磨かれた水を与えることで、よりきめ細かな霜降りと旨みの強い赤身、柔らかな肉質を実現。
霜降りが多いにもかかわらず、あっさりとした良質な脂ゆえに、たくさん食べてももたれることがありません。
清らかな水が生み出す個性豊かな焼酎
飲み比べも楽しい「霧島酒造(25度)900ml×5色バラエティセット」必要寄付金額1万7000円。 日本一の焼酎メーカー「霧島酒造」が拠点を置くのもここ都城市。霧島酒造の焼酎にはすべて、地元に湧く「霧島裂罅水(きりしまれっかすい)」が使われています。
霧島裂罅水とは、霧島連峰に降った雨が長い年月をかけて大地に濾過され、地下にある岩盤の割れ目に蓄えられたもの。1955年に掘り当てられたこの水は、適度なミネラルを含み、焼酎造りに欠かせない酵母菌の発酵に最適な条件を備えています。
また原料は「黄金千貫(こがねせんがん)」をはじめとした九州産のさつまいもにこだわり、基本的に収穫から3日以内の新鮮なものだけを使用。芋と麹の個性が際立つ焼酎は、驚くほどに多彩な風味を醸し出します。
おいしい肉や焼酎が味わえるのは、それを生み出す地域と人があってこそ。魅力あふれる返礼品を楽しみながら、“美味のふるさと”都城市を応援してみてはいかがでしょうか。