健やかで美しい80歳、村上祥子さんの発酵食ライフ。毎日続ける秘訣、一日の献立は？

村上祥子（むらかみ・しょうこ）さん／1942年福岡県生まれ。料理研究家。管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学客員教授。料理家のキャリアは50年以上。健康長寿を体現する電子レンジ調理のオーソリティ。

80歳の現役料理研究家・村上祥子さん。健やかに年を重ねる秘訣は「発酵食ライフ」にあるといいます。

「『どうしてそんなにお元気なのですか？』とよく聞かれます。ひとつは、新しい出会いと刺激に満ちた仕事。もうひとつは70数年、毎日欠かさず食べている発酵食だと思うのです」


発酵食を毎日食べるのは、ハードルが高そうにも思えます。一体、村上さんはどのような食生活を送っているのでしょうか。『80歳、村上祥子さんの長生き発酵食レシピ』から、一日の献立と発酵食ライフの秘訣を紹介します。

村上祥子さんの発酵食ライフ

毎日発酵食品を食べるのが、長年の習慣。自家製の「長生き発酵調味料」を常に2～3種類ストックして、食事作りに使っています。


【朝食】野菜のみそ汁、小ネギ入り納豆、発芽玄米ご飯
朝食の定番は、小分け冷凍した野菜100g入りのみそ汁と納豆。みそ汁のだし汁は、水+〈発酵粉だし〉、みそは〈アマニみそだれ〉を使って、みそ汁の発酵パワーを補強。材料を全部入れて電子レンジで加熱すればできあがり。仕上げにアマニオイルをかけていただきます。

毎朝食べる納豆は冷凍庫にストック。電子レンジで30秒加熱して解凍します。


【昼食】ジュノベーゼスパゲティ、野菜のピクルス、いちご
仕事が忙しくても昼食は必ず食べます。パスタはあえるだけ。パスタに〈発酵アマニジェノベーゼ〉をあえて発酵&抗酸化パワーたっぷりの一皿に。

野菜のピクルスは手軽に酢をとる方法としてもおすすめ。お皿に盛るだけで発酵食品もしっかり！


【夕食】麻婆豆腐丼、りんご
ひき肉と豆腐でたんぱく質がとれる麻婆豆腐をどんぶり仕立てに。合わせ調味料に豆腐、ひき肉を加えて、加熱は電子レンジにおまかせ。味のベースは〈アマニみそだれ〉。好みで砂糖や酒を加えます。

りんごはポリフェノールが豊富な皮つきでいただきます。

特製の長生き発酵調味料で
毎日、腸に善玉菌を送り込む！

村上さん特製・長生き発酵調味料がずらり。『80歳、村上祥子さんの長生き発酵食レシピ』では、長生き発酵調味料の作り方、活用レシピをたっぷり紹介しています。ぜひご覧ください。

長生き発酵調味料のメリットは、料理にちょこちょこ使うことで、善玉菌を手軽に、こまめに補給できること。善玉菌の生存期間は約3日間。さらに、排便によって食べ物のカスなどと一緒に排出されることから、毎日の摂取が不可欠です。発酵食品ならではのうま味とコクで料理がおいしくなるので、無理なく続けられます。

次回、長生き発酵調味料から腸活＆温活スープに最適な〈発酵にんたま〉のレシピをご紹介します。