そうやって明確なビジョンが決まったら、当然取捨選択が行われるように、今までをどれくらい残すか、新しいものをどれくらい入れるか、心理的にも具体的にも仕分けが始まります。例えば引っ越し先が決まって、いる物いらない物を選別するようなものです。
「個人的な高揚感」と、「それを消すことで成り立つ一体感」との間で、揺れ動きながら見比べていく状態がしばし続くかもしれません。中には、関係性や腐れ縁のほうがやっぱり大切で、もはや郷愁しかないのに断ち切れないものもある気がします。
ただ、そういう別の気持ちや別の視点が生まれることで、他所と比較、あるいは今までと今後の比較ができるようになると思います。そこには無理やり共感していた部分とか、根拠のない共感も多かったことに気づくはずです。例えば、正月に餅を食べるのはなぜ?みたいに、古い文化を模範するだけだったから見えなかった疑問が見えてくるはずです。
水のサイン自体、同化することに前向きだったし、そこに積極的な意味を見いだしていきます。そこにあふれる感情が正しいものか否かは全く考えたこともなかっと思います。しかし、風習をくり返す、“これは最高だ”とおなじみをくり返すように、2023年上半期は矛盾を感じることが多くなるはずです。
今までは一方的な同化に一生懸命だったので、矛盾に気づけなかったと思いますが、比較を覚えてしまったことで、間違いが見えるようになるかもしれません。
家族、地域や組織または国家、範囲は人それぞれですが、矛盾した面や訳のわからない面が赤裸々に見えてきてしまいます。
そうやって「発生してしまった矛盾と、それでも断ち切れない気持ちとの両立をどう図れるか」が、2023年上半期の蟹座の最大の課題といえます。少なくとも一方的に共感ができなくなったことで、意味不明なばかばかしさから足を洗えるはずです。
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