ものすごく深刻になるケースもあるかもしれないし、“離れるなら死ぬしかない”みたいに極端なケースもあるかもしれません。「いったんは離れようとする、でも何度も何度も引き戻される」そんな現象をくり返すような気がします。
だんだんドロドロの状態になって、スムーズに離れることは難しいかもしれません。自分の自己主張と集団的な価値観の間で揺れることをくり返し続ける。しかし、これも「距離を保ったり、あるいは引きはがしたりする風の時代」を蠍座なりに受け入れていくための一の大事な過程のような気がします。
また、わざとその後の未来を想像しないようにしている部分もあるはずです。形の上では離れるか離れないかだけれど、迷い続けている時間が重要で、そこにはだんだん変身していくプロセスが入っているのだと思います。火や風のサインと違い、水のサイン(蠍座)はいきなり変身することはできないので、ゆっくりゆっくり姿形が変えていきます。
その間は異常にしつこく離れる離れないをくり返す、そうやって蠍座は変身していくしかないのだと思います。