暮らしとからだを整える日々の料理 第14回 予定が立て込む12月は、忙しさから体調管理がおろそかになることも……。暮らしとからだを整える料理のレシピや食の知恵を、世界文化社の人気書籍から厳選してお届けします。
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料理研究家の大原千鶴さんが、20数年の料理生活の集大成であり、これからの人生をより豊かに過ごすためのステップとなる『大原千鶴のいつくしみ料理帖』を上梓しました。
大原千鶴(おおはら・ちづる)さん/料理研究家。京都・花脊の料理旅館「美山荘」が生家。小さな頃から自然に親しみ、料理の心得を学ぶ。結婚後、京都市中に移り住み、2男1女の子育てのかたわら料理研究家として活動を始め、テレビや出版、講演などで広く活躍。理にかなったシンプルで確かな味わいのレシピと、華やかにして気さくな人柄が幅広い層に支持を得ている。毎日作る家庭料理について、「素材に合わせて最小限の手当てをするだけで良い」「家庭ではなるべくシンプルに」という大原さん。家庭料理の定番「だし巻き卵」も、大原さんの手にかかれば実にシンプルで合理的な一品に。エッセイともに紹介します。
卵上手は料理上手
「卵は物価の優等生」ってお聞きになったことあると思います。ここ60年貨幣価値換算した状態で値段が変わっていないのです。本当にびっくり。それなのに完全栄養食品と呼ばれており、私たちの暮らしに欠かせないありがたい素材です。
そんな健気な卵ちゃんはシンプルなだけにお料理の腕によって仕上がりが全然違ってしまう恐ろしい素材。「卵上手は料理上手」なのですよ。
とはいえ人それぞれ好みの加減があるとは思います。が、やっぱりトロッとした仕上がりが理想かなと。気温、火加減、余熱。時間に気を配ってタイミングよく手を動かす。言葉では伝えにくいですがここではたくさんのポイントと目安をお伝えします。でも一番大切なのは「トロトロ卵を食べたい!」と思う強い気持ちかもしれません(笑)。
卵はほぼ毎日召し上がると思いますので、ふわとろ名人めざして頑張ってくださいね。
とろけるだし巻き風卵
巻かずにだし巻き味が30秒で。油の温度を上げてから卵を入れ、大きくかき混ぜたら完成です。
作り方卵2個をボウルに割り入れ、水大さじ1を加えて卵白を切るように混ぜる。フライパンに米油小さじ2を入れて中火で熱し、卵液を少量落としてジッと音がしたら全量を加え、箸で大きくかき混ぜる。
半熟状になったらすぐに器に盛り、かつお節と薄口しょうゆ各適量をかける。
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大原千鶴著 2200円/世界文化社50代後半からの豊かな人生に寄り添う、大原千鶴による「日々の料理」の集大成がここに。第1章では家族のために繰り返し作り、これからも作り続けていきたい「定番のおうちごはん」、第2章では確かなおいしさを生む、「大原流のシンプルで合理的なコツ」、第3章ではこれからの時間を見据えた「大人の味や好きなお酒とのマリアージュ」を紹介。
Amazonで購入する>> 各3名計15名様に、対象書籍を1冊プレゼントします。 対象書籍:A『慈恵大学病院の食べる「免疫力」』 B『80歳、村上祥子さんの長生き発酵食レシピ』 C『からだが整う ゆるヴィーガン・レシピ』 D『藤井恵さんの更年期ごはん』 E『大原千鶴のいつくしみ料理帖』 ※Dは藤井恵さん、Eは大原千鶴さんのサイン入り! 応募には、家庭画報.comの会員登録(無料)が必要です。 未登録の方は〔ご応募はこちら〕ボタンから「新規会員登録」へお進みください。 応募締め切り:2023年1月8日(日)23:59まで
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