静かな町並みを残す京都・御所南に2月にお目見えした「御幸町 田がわ」。靴を脱いで上がる畳敷きのカウンター席に坪庭をしつらえ、建物の風情とともに月替わりの会席料理が供されます。
「空間の趣も楽しんでいただきたいので、料理は華美になりすぎないように心がけています。11品前後あるコースの中で、メインにしているのは煮物椀と焼き物。だしと炭火が生むうまみをシンプルに味わっていただきます」と話す、店主の田川喜幸さん。焼き物は信楽焼の炉で焼き、必ず魚と肉の炭火焼きの2品が登場します。
写真は5月の献立から「甘鯛の吉野打ちの煮物椀」と「琵琶湖産の若鮎の塩焼き」(2人前)。鮎は頭から味わえ、旬の春野菜の一品も堪能できます。夜のコース1万3000円。要予約。
Information
御幸町 田がわ
京都市中京区夷川通御幸町西入ル松本町575-1