ラグジュアリーホテル話題のダイニングで華やぎの新年を 第3回(全6回) 一年の労をねぎらい、新しい一年の始まりを祝う晴れやかな集いにふさわしい6軒へご案内します。
前回の記事はこちら>> THE JADE ROOM+GARDEN TERRACE(ジェイドルーム+ガーデン テラス)
東京エディション虎ノ門
テラスの向こうに東京タワーを望むダイニングルーム。ワインのみならず、日本酒も揃うなど、インターナショナルな視点から、いつもと違う東京を再発見できる。スターシェフが描くNIPPONを絶景のダイニングで
「宝石箱をひっくり返したような」煌めきを放つシックなホテル「東京エディション虎ノ門」。エレベーターで31階に足を踏み入れると、のびやかに枝を伸ばす木々の向こうに大きく東京タワーがそびえる光景に、誰しも高揚感を覚えずにはいられないでしょう。
その緑の先で輝きを放つ、翡翠をテーマにしたメインダイニングが、この秋オープンしたばかりの「ジェイド ルーム + ガーデンテラス」です。
イギリスで“ファーム・トゥー・テーブル”の第一人者としても知られる、セレブリティシェフ、トム・エイキンズさんが監修。
レストランを監修するトム・エイキンズシェフ。「イースト・ミーツ・ウエスト」のテーマのもと、イギリスの風土に基づいた季節感を日本の食材で表現し、世界を旅して得たインスピレーションで生まれたアクセントを加えたレストランです。
【ムール貝、かぼちゃ、トランペット茸】イギリスの冬の味、かぼちゃとムール貝のシチューに、トランペット茸のピクルスとニョッキを合わせ、洗練された盛りつけに。エイキンズさんは、弱冠26歳でミシュラン2つ星を獲得した後、3年間農業に従事。オーガニック食品店を展開するなど、特に野菜に対する深い理解が注目を集めています。こちらのメニューも「まずは日本の旬の野菜から」発想し、そこに魚や肉を加えていくスタイル。
一つの野菜をさまざまに調理して、多様な魅力を表現するのみならず、カットした部分はピュレにするなど、食材を余すところなく使いきるサステナブルなアプローチ、そしてベジタリアンやヴィーガンにも対応可能など、多様性を増す現代のフードシーンにもきめ細かく対応。スタイリッシュな「今」を感じるダイニングです。
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 Information
THE JADE ROOM+GARDEN TERRACE
東京都港区虎ノ門4-1-1 東京エディション虎ノ門31階
- ランチ(土曜・日曜のみ) 1万円、ディナー1万6000円・2万円 要予約
撮影/大泉省吾 取材・文/仲山今日子 ※ご紹介した料理や食材は、天候や仕入れ状況等の影響で変更になる場合がございます。料金には別途サービス料がかかる場合がございます。予めご了承ください。
『家庭画報』2023年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。