伊勢丹新宿店で1月19日から開催!
「サロン・デュ・ショコラ2023」の歩き方
出品されるショコラのごく一部。本記事でご紹介するもののほかにも、趣向を凝らした逸品が揃います。 毎年心待ちにしている人も多い「サロン・デュ・ショコラ」。その東京会場となる伊勢丹新宿店では、〈PART1〉と〈PART2〉の2部構成で、それぞれのテーマに沿ったショコラの世界を堪能できます。
注目のショコラティエや、押さえておきたいおすすめアイテムとともに、この祭典を楽しみ尽くす4つのポイントをお届けしましょう。
人、素材、風土……
広がる「カカオの世界」を知れば、味わいも格別
〈PART1〉より。左から、フォッサ チョコレート「サテソース」1枚2160円 ミッション チョコレート「トゥーリバース タブレット」1枚1788円 サチ・タカギ「ベリー」1箱3672円/すべて伊勢丹新宿店 2023年1月19日(木)~25日(水)に開催される〈PART1〉のテーマは「TASTE OF CACAO~広がる、楽しむ、カカオの世界~」。さまざまな国や地域で作られた個性豊かなタブレットやボンボンが勢ぞろいし、カカオやショコラの“今”を感じることができます。
例えば〈ミッション チョコレート〉は、カカオ原産国であるブラジル発のチョコレートブランド。カカオやチョコレートの教育者であり、作り手でもあるアルセリア・ガヤルド氏が2013年に創業し、ブラジルの豊かな自然をエッセンスに作り上げたタブレットショコラが数々の品評会で賞を受賞(写真中)。現地の雇用環境の改善にも積極的に取り組んでいます。
世界各地のショコラティエたちも、自国の文化や風土を製品に生かしています。シンガポールの〈フォッサチョコレート〉からは、現地でおなじみの肉串焼き“サテ”に使われるソースをイメージした風味豊かなチョコレートが登場(写真左)。日本のショコラティエ〈サチ・タカギ〉のベリーが実る花の木をイメージした生チョコレートは、従来の概念を覆す植物性の材料のみで作られた、自然の瑞々しさを感じられる一品です(写真右)。
また、〈PART1〉ではイートインコーナーも充実。カカオやショコラを用いたさまざまな料理やデセールが味わえます。
ショコラの祭典だからこそ出会える
初登場の注目ショコラトリー3店
〈PART2〉より。上から時計回りに、アレノ&リヴォワール「コフレ ドゥ スティック」6個入り3888円 パトリック・アニヨレ「アソート ルフレ ダヌシー」9個入り5940円 アニエス エ ピエール「バー アレキサンドル」、「バー シャルロット」、「バー フランソワーズ」各1944円/すべて伊勢丹新宿店 1月29日(日)~2月5日(日)には、〈PART2〉が「THE ARTISANS~最高峰ショコラティエの技~」をテーマに開催されます。
ここでの注目は初登場となる3つのブランド。フランス南東部アヌシーに店を構える〈パトリック・アニヨレ〉は、地元アヌシーの歴史をひと箱に閉じ込めたアソートボックスを始め、風土愛を感じるショコラが魅力です(写真右)。
〈アニエス エ ピエール〉はともにショコラティエの夫婦が営む、フランスの南部ロデーズを創業地とするブランド。夫婦の身近にいる人の好きな味をヒントに作られ、名づけられたという「バー」シリーズなど、ユニークな発想で作られるショコラは要チェック(写真左)。
最後に紹介するのは、フランスの三つ星スターシェフ、ヤニック・アレノ氏と、彼のレストランのシェフパティシエ、オレリアン・リヴォワール氏による〈アレノ&リヴォワール〉。チョコレート職人ではなくレストランのシェフとパティシエだからこそ叶う自由な素材使いと、味のバランスが絶妙です(写真上)。
21回目のテーマは「LOVEこそPEACEだ!」
笑顔と幸せを届けるハートのサブレ
〈PART2〉より。左上から時計回りに、フレデリック・アヴェッカー「レ クール ドゥ プロヴァンス レ フレーズ」1箱3564円 赤と白のハートを連ねた1枚のタブレット型サブレ。オリヴィエ・ヴィダル「タブレット クール ノワール」1箱5940円 チョコレートサブレの上に、フランボワーズジュレ+ミルクチョコレートコーティング、カシスジュレ+ダークチョコレートコーティングの2種類を楽しめる。クリスチャン・カンプリニ「サブレ クール フリュイ ルージュ」1箱5940円 トゥルビヨン バイ ヤン ブリス「サブレ クール」5個入り3348円/すべて伊勢丹新宿店 2023年のテーマ、「LOVEこそPEACEだ!」に応えるように、今年は例年以上に愛らしいハート型のショコラサブレがたくさん登場しています。
〈トゥルビヨン バイ ヤン ブリス〉のフランボワーズとレッドベリーティーの2種類のガナッシュが楽しめるサブレ(写真左下)や、〈フレデリック・アヴェッカー〉のイチゴ風味のホワイトチョコレートのサブレ(写真左上)をはじめ、技を凝らした逸品がずらり。
手土産にもぴったりなので、会場でお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
人気ブランドの味を1粒ずつ。
「セレクションボックス」で最高峰ショコラを食べ比べ
〈PART2〉より。左から、「セレクションBOX1 アンサンブル~ともに~」(16個入り、16ブランドから各1個)9072円 「セレクションBOX2 マ・ヴィル~地と生きる~」(12個入り、12ブランドから各1個)6912円/ともに伊勢丹新宿店 サロン・デュ・ショコラで毎年話題のアイテムといえば、人気ブランドから1粒ずつをアソートした、“セレクションボックス”シリーズでしょう。2023年のセレクションボックスは4種類。ここではそのうち2つを紹介します。
金の箔で描かれた花が華やかな「セレクションBOX1 アンサンブル~ともに~」(写真左)は、未来に向けて大切にしたい人や感情、価値観などを思い浮かべ作られた16粒をアソート。個性豊かなショコラが奏でるハーモニーが楽しめます。
「セレクションBOX2 マ・ヴィル~地と生きる~」(写真右)は、作り手それぞれの故郷の風土や情景を感じられる12粒を厳選。美しく装丁された洋書のようなデザインのボックスも魅力です。
世界の最高峰が集結する年に一度のチョコレートの祭典、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。