健康に気を遣うところが家康との共通点!?
苦労の多い役柄を演じながらも、収録を楽しんでいる様子の松本さん。ご自身が感じている家康のすごさを、あらためて尋ねると、こう答えてくれました。
「一つは長生きしたことですね。ほかの人たちが戦や病気で死んでいく中、戦国時代を終わらせて征夷大将軍になれた一つの理由だろうと思います。僕も長生きしたくて健康には気を遣っているので、そこは家康と似ているかな(笑)。特に撮影が始まってからは、忙しくても米だけは炊こう、スープだけは作ろうというふうに、食生活に気をつけています。もう一つは、周囲の力を生かしたところ。
“いかに早くそれを成功させるか”を第一に考えて、適材を見つけて、その人に預け、手柄を立てさせる。それは家康の才能だったと僕は思っていて。後半、そういうところをどう描いていくのか、僕自身も楽しみにしています」
間もなく始まる『どうする家康』。間違いなく松本さんの代表作になりそうです。
“家康は、運も含めて生き延びるほうを選んでこられた人”
松本さんが身につけている鎧は、元康が父のように慕う今川義元から授けられた“金陀美具足(きんだみぐそく)”。しかし、桶狭間の戦の後、元康は大きな決断を迫られることに……。「第1回から“どうする?”と揺さぶられます。そんな家康がどう成長していくか、見守ってください」。
Information
NHK大河ドラマ『どうする家康』
- 2023年1月8日(日)放送開始 主演/松本 潤 作/古沢良太 徳川家康の生涯を新たな視点で描く波瀾万丈のエンターテインメント。今川家の人質として育った弱小国・三河の岡崎城主の嫡男・松平元康(のちの家康)が、家臣たちの熱意に動かされ乱世に飛び込んでいく。正室の瀬名役で有村架純、豊臣秀吉役でムロツヨシ、武田信玄役で阿部 寛が出演。
松本 潤さん (まつもと・じゅん)
1983年、東京都出身。96年にジャニーズ事務所に入所。99年から国民的アイドルグループ・嵐のメンバーとして活躍、『ごくせん』『花より男子』シリーズといったテレビドラマや映画で俳優としても注目を集める。近年の主演作は『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズ、テレビドラマ『となりのチカラ』など。
この特集の掲載号
『家庭画報』2023年1月号
取材・文/岡﨑 香
『家庭画報』2023年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。