疲れがたまり、自律神経のバランスが崩れると、免疫力が低下して感染症など、さまざまな不調を招く恐れがあります。普段の生活で気をつけたいことや、自律神経を整えるためのちょっとしたコツを、免疫学の国際的権威でもある、医学博士・奥村康さんにお聞きします。(この記事は、発売中の『からだにいいこと』2023年2月号より一部抜粋・再編集しています)
教えてくれたのは
奥村康(おくむらこう)さん医学博士。順天堂大学医学部免疫学特任教授。アトピー疾患研究センター長。免疫学の国際的権威であり、著書に『大丈夫! 何とかなります 免疫力は上げられる』(主婦の友社)他、多数。
気分転換をすれば自律神経が整って元気に
呼吸など、生命維持のための機能をつかさどる自律神経。活動モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経がバランスよく働くことで、心身の健康が保たれています。
「緊張やストレスなどで交感神経が優位な状態が続くと、自律神経のバランスが崩れます。すると、免疫細胞の働きも弱まり、風邪や感染症にかかりやすくなります」と、医学博士・奥村康さん。
息抜きして気分をリフレッシュすると自律神経が整いやすくなるため、免疫力アップにもいいこと。
「がんばる時間と休む時間にメリハリをつけて、ストレスと上手に向き合うと冬を元気に過ごせますよ」
免疫力ダウンにつながる、生活習慣をチェック!
□ 朝食を食べない
□ 朝はギリギリまで寝ている
□ 日中はほとんど体を動かさない
□ パソコンやスマホを使う時間が長い
□ 夜寝るのは0時すぎ
疲れは免疫力低下を招きます。1つでもチェックが入ったら、まずは体を休めましょう!
『からだにいいこと』2023年2月号
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https://www.karakoto.com/ この記事は、『からだにいいこと』2023年2月号の内容を抜粋・再構成したものです。 監修/奥村康 イラスト/鈴木衣津子