山口知宏の社会運勢学・九星気学 天の気である十干、地の気である十二支、人の気である九星で宇宙の流れを読む社会運勢学。今年の宇宙の意志とともに、個人の運勢を解き明かしましょう。
九星気学総括「九星気学で見抜く2023年のあなたの運勢」はこちら 九紫火星
運勢の冬を受け入れ、心のバランスを保ち周囲を味方につける
〔生まれ年〕1910、1919、1928、1937、1946、1955、1964、1973、1982、1991、2000、2009、2018、
※1月1日~2月3日に生まれたかたは一白水星になります。【全体運】人生を謳歌した2022年から一転、2023年は人生の冬にあたる坎入(かんにゅう)に入ります。自信を喪失したり、孤独感に襲われることもありますが、夏頃には心の明るさを取り戻せるので安心してください。
運勢が落ちているので、人間関係はギクシャクしがちです。その要因のほとんどは、九紫火星の感情の起伏によるもの。九紫火星は、調子のよいときは世界を手中に収めたかのように有頂天になりますが、少しでも思いどおりにいかなくなるとこの世の終わりのように感じて塞ぎ込みがちです。
そうやって感情のアップダウンを素直に表現できるところが魅力ではありますが、周囲はどう接してよいか戸惑います。一喜一憂せずに、何とかなるぐらいの気持ちで過ごしていると事態は悪化しないことを覚えておきましょう。
【対人運】対人関係の運気を落とさないためには、まず坎入という状況を受け入れましょう。悪あがきをしても空回りするだけの星回りと心得れば気持ちも安定し、状況は自ずと好転します。
困難に直面しても、無理にその事態を変えようとしないこと。「自分の力で何とかする」というのは慢心にほかなりません。困難を避けるより、困難から学ぶことが開運につながります。
坎入を乗り越えるには、周囲に支えられることが大切。自分の殻に閉じこもらずに、多少不本意でも人に頭を下げて助けられることで幸せはやってきます。さらに、日常の暮らしをありがたいととらえて、感謝の気持ちで一日を過ごすことで運気はますます上がるでしょう。
また2023年の苦境から抜け出すためには親子関係を良好に保つことが必須です。もともと、九紫火星は家族と縁が遠い星。家族の中で一人だけ視点が違い、うまく溶け込めない人もいるはずです。
それでもこの一年は、用事がなくとも実家に足繁く通いましょう。掃除をして帰ってくるだけでも吉。特に父親との関係は重要です。すでに他界されている場合には墓前で祈りを捧げましょう。
【健康運】健康面でも、十分気をつけたい一年です。2023年は健康診断の項目を増やし、早期発見・早期治療を心がけましょう。
また、悩みから不眠になりがちで、自律神経の乱れによって体調を崩すことも予想されます。
更年期なら肥満が進まないように注意したほうがよいかもしれません。すべての健康の秘訣は良質の睡眠。寝具やパジャマにこだわるのがおすすめです。
【金運】坎入のため、当然好調とはいえません。特にお金の無駄遣いは避けましょう。人間関係を円滑にするためにお金を使うのは吉です。お世話になっている人を食事に誘ったり、季節のあいさつの贈り物を欠かさないように心がけるなど。
父親との関係が運気を左右する一年なので、父親の好きな手土産を持って実家を訪れたり、父親と二人で外食したり、旅行に行くのもよいでしょう。健康面を整えるための出費も開運に。そうやって過ごしていれば、7月以降は徐々に金運も回復してくるでしょう。
2023年運気アップの鍵は
●開運行動
温泉巡り、ヨガ、カラオケ
●開運フード
魚のマリネ、梅干し
●味方になるキーパーソン
三碧木星、四緑木星
●一番の開運月
8月
山口知宏(やまぐち・ともひろ)
一般社団法人社会運勢学会理事。ネクストフロネシスブレイン代表取締役。経営コンサルタント。気学や易、社会情勢を取り入れた独自の視点による読み解き、講義で人気を集める。注目のシンクタンク、マインドズームでのセミナーもキャンセル待ちが続出するほど。
監修/山口知宏 取材・文/小倉理加
『家庭画報』2023年2月号 別冊付録「2023年 開運・招福術」掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。