雑誌『家庭画報』編集部で入社以来料理班在籍四半世紀のパンダ社長が、厳しい目で選んだとっておきの「おいしいお取り寄せ」を熱狂的にお勧めするコラムです。
一覧はこちら>>マリー・アントワネット、ねこのお姫様に春の花がとりどりに……。愛らしくて高貴なイラストに心躍ります
お菓子を食べ終わった後、入っていた缶がかわいいとなかなか捨てられないですよね。取っておけば、あれにも使えるこれにも使えると自分を納得させながらコレクションは増えていく一方。
そんなあなたのコレクションにぜひ加えていただきたい3缶をご紹介します。
この春のテーマは「ロイヤル」と「お花」。日差しに、空気に、春を感じることが多くなってきました。今年の春はスイーツ缶とともにやって来ます。リビングの陽だまりの中、花畑に佇むお姫様気分でティータイムをどうぞ。
お花に囲まれたねこのお姫様、その名もロイヤルキャッツ
創業1955年。フランスのラ・トリニテーヌ社がフレンチスタイルのクッキー2種をお届けします。厚焼きのクッキーパレットはさっくりとして食べ応え満点。薄焼きのガレットは甘さの後にほんのり塩味が残り、どちらのクッキーもバターの香りが立ち、まさにシンプルイズベストです。
パステル調の水色を基調にした缶には小花に囲まれた王冠をいただいたおすまし顔のねこが描かれて。いただき終わったら、マスク入れにちょうどいい大きさです。
歴史を駆け抜けた王妃2人の肖像画とバラの缶には本格派のキャラメルが
悲劇のヒロイン、マリー・アントワネット、美貌の皇后、エリザベート。どちらもドラマティックな生涯を送りました。バラの花が彩る肖像画を描いた丸缶の中には希少なAOP(ヨーロッパでの保護原産地呼称)認証発酵バターを始め厳選された材料を使った芳醇な香り、濃厚な味わいのキャラメルの数々。
ローズ、ヴァイオレット、オレンジチョコレートなどフランスならではのエスプリが利いた味わいです。防腐剤・凝固剤不使用なのでくちどけがよいのも嬉しいですね。髪留めなどを入れてドレッサーに置いておくと映えます。
デイジーの花に凝ったエンボス加工の缶には、イタリアンテイストのちっちゃいキャンディが
1920年イタリア北部の小さな町ロナゴで創業したアンブロッソリー社。養蜂業から始め、1930年代には素朴で質の高いキャンディ作りを始めました。
イタリアのみならず、広くヨーロッパの人々に愛されるキャンディの中でもシチリア産オレンジとレモンを使ったものと、ほろ苦いエスプレッソ味の小粒のキャンディを詰め合わせました。可憐なデイジーの花の周りを凝ったエンボス加工を施した、可憐で気品あふれる缶入り。いただき終わった後はアクセサリー入れにしてもいいですね。
アンブロッソリーの「イタリアデイジーキャンディ缶 3缶セット」の詳細&購入はこちら>> 中澤パンダ社長
月刊誌『家庭画報』編集部の料理班を率いること約20年。おいしいものを食べることと、人に勧めることが人生最大の喜び。現在、「家庭画報ショッピングサロン」の運営会社の代表取締役社長。