マスクをはずす日のための口もと美容 第4回(全8回) 3年にも及ぶマスク生活も、少しずつ変化が生まれています。一方で、口もとに自信が持てず、マスクをはずすことに抵抗があるという声も耳にします。晴れやかにその日が迎えられるよう、若々しさを取り戻すお手入れ法やリップメイク、オーラルケアまで、役立つ情報を多角的にお届けします。
前回の記事はこちら>> 光と影を駆使して唇の存在感を引き立てる
ふっくら見せることを意識しながら口紅を塗り、輪郭を整えるだけでも若々しい口もとになりますが、光と影を味方につければより立体感のある仕上がりに。山本さんにテクニックを教わります。
ヘア&メイクアップ アーティスト
山本浩未さん「steam.」主宰。“今すぐ実践できるテクニック”を発信するメイクアップ アーティストとして活躍。メイクのみならず、気持ちが元気になるポジティブな美容理論が好評。唇の輪郭を整えると顔立ちまで若々しく際立ちます
「唇の色、質感、形は年齢とともに変わってきます。そこをメイクでフォローすれば、フレッシュな印象は簡単に手に入ります」と語るのは山本浩未さん。
3つの要素のうち、テクニックを必要とするのが形です。
「ぼやけてきた輪郭をはっきりさせることと、上唇の山から口角にかけてしぼんだように凹んだラインを少しふくらませることで、いきいきとした印象に。また、唇全体が薄く平坦になってきますから、ハイライトとシェーディングを駆使して立体感を演出しましょう」。
光を集めるハイライトは上唇の山の輪郭に、影をつくるシェーディングは下唇中央の真下に入れます。鼻の下の長さが気になる場合は、人中(鼻下と上唇の間にある溝)に逆三角形の影を入れると短く見え、唇が引き立ちます。
「唇の形や顔立ちのバランスを見ながら必要に応じて取り入れましょう。口もとは目もと以上に年齢を左右しますし、品格が表れるパーツ。輪郭を整え、立体感を持たせることで顔全体の印象まで変わりますよ」
リップメイクの詳細は下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します>> 〔特集〕マスクをはずす日のための口もと美容(全8回)
表示価格はすべて税込みです。
撮影/奥村恵子(人物)、藤本康介(静物) ヘア&メイク/山本浩未〈steam.〉 スタイリング/河井真奈 モデル/松田珠希 取材・文/佐藤由喜美
『家庭画報』2023年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。