ジャケット、スカート、靴/すべてシャネル オートクチュールアイコニックなシャネルのスーツがヴィヴィッドに進化
ツイード地を最大限しなやかに──。タイユールのアトリエ“ジョゼット”が約240時間をかけて完成させた、シャネルのスーツの最新形。
ラウンドカラーに4つのポケット、ジュエルボタン。タイムレスなシグネチャーを生かしつつ、ジャケットとスカートをペプラムラインにして着心地よく、明るいマルチカラーでモダンに仕上げています。
アトリエ“マサロ”のカウボーイブーツを合わせ、ツイストの効いたコーディネートに。
ドレス、靴/ともにシャネル オートクチュール最新のテクノロジーと職人技を融合させたアートのようなドレス
ボディラインを際立たせるロングドレス。ピンクの葉のモチーフは発泡インクのスクリーンプリントで描かれ、シリコン加工を施したギピュールレースに職人が手作業で縫い込んで。
ネックラインにはアトリエ“ユレル”がクリスタル、ガラスビーズ、スパンコールなど、約8600個のパーツを50時間かけて刺繡し、ジュエリーのような華やかさに。
職人の手仕事に加え、最先端の技術を積極的に生かす、マドモアゼルの哲学の継承を感じて。
ドレス/シャネル オートクチュールマドモアゼルが愛した星のモチーフが黒の花園に煌めく
胸もとをハート形にカッティングしたブラックツイードのビスチェに、アトリエ“モンテックス”がゴールドやシルバーカラーの星形スパンコールを約9300個刺繡したオーガンザの花のモチーフをあしらった、ギピュールレースのスカート。
歩く度に揺れ動きドラマティックな余韻を残して。背中の中央には、29個のジュエルボタンが一列に並び、凜とした後ろ姿を描き出します。シャネルのメティエダール(芸術的な手仕事)を堪能できる一着です。
〔特集〕シャネル 2022‒23年秋冬 オートクチュール コレクション(全2回)
撮影/長山一樹〈S-14〉 スタイリング/伊藤美佐季 ヘア/KENSHIN〈EPO LABO〉 メイク/Asami Taguchi〈Home Agency〉 モデル/太田莉奈 取材・文/土橋育子 撮影協力/スタジオ バスティーユ
『家庭画報』2023年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。