健康的に美しくやせる! 12の新・生活習慣 第2回 今月のダイエットお悩み……「食べる量は同じなのに家族の中で私だけが太る」
前回の記事はこちら>> 基礎代謝の低下が影響しています。「体温を上げる生活」を徹底し、太りにくい体に変えていきましょう。
〔解説してくださるかた〕
大湯リハビリ温泉病院 常務理事 小笠原達記念温泉医学研究所 所長・温泉保養館館長 池田充宏(いけだ・みつひろ)先生筑波大学大学院にて疾病の運動処方の研究を開始、博士号を取得。45万人以上の健康管理に携わり、そのビッグデータの解析から誰もが無理なくできる健康管理法を導き出し、多くの企業や自治体を指導してきた。また、国内外のトップアスリートの能力評価、減量、トレーニング、リハビリにもかかわる。お正月に家族揃っておせち料理をたくさん食べたのに自分だけ太ってしまったという経験はありませんか。
この原因は主に3つあり、第1に人によって基礎代謝が違うことを池田充宏先生は指摘します。ご存じのように基礎代謝が低下するとエネルギー消費量が少なくなり、その分太りやすくなります。
実は体温で自分の基礎代謝の状態を推測できるのです。基礎代謝の低下と体温の低さは相関していることが科学的に証明されているからです。
「朝食・昼食・夕食前と就寝前の1日4回体温を測定し、平均体温を計算してみましょう。平均体温が35度台前半の場合は基礎代謝がかなり低いと推測され、太りやすい体になっていると考えられます」。