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漢方、栄養療法、デリケートゾーンのケア、心理療法などで女性を応援する医療を。「高知いちょう医院」

2023.02.08

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天野惠子先生のすこやか女性外来 第9回(04) 日本の女性医療、性差医療の先駆者で、ご自身の更年期体験も山ほどお持ちの、天野惠子先生の連載「すこやか女性外来」。今回は、天野惠子先生が推薦する、全国・女性外来を紹介します。前回の記事はこちら>>

【天野惠子先生が推薦】全国・女性外来を訪ねて
高知いちょう医院 院長高橋亜佐子先生


●前回の記事
狭心症・心筋梗塞の症状には性差がある。女性の症状は広範囲に及び、診断されにくい

漢方、栄養療法、デリケートゾーンのケア、心理療法など
自分を大切に、輝く女性を応援する医療



高橋亜佐子先生

高橋亜佐子先生(たかはし・あさこ)
1990年東京女子医科大学卒業。1994年実家の高知外科胃腸科病院に就職。1999年医院名を改称、2000年女性外来開設、2003年院長に就任。2019年1月副院長だった夫の急逝により一旦閉院するが同年8月「女性の心身の美と健康をサポートする医療」を掲げて移転再開。自らの更年期体験を経て、心と身体のトータルな診療を行う。

たんぱく質と鉄分に注目。栄養を補い不調を改善


女性外来歴20余年。高橋亜佐子先生の医療は進化し続け、症状の改善や日常的なケアにとどまりません。

院内

観葉植物や絵画が彩る待合室。

広くアンテナを張り、先進的な概念の予防医学や心身に働きかけるセラピーなどを勉強して医療に取り入れたり、動画による女性医療の情報配信にも取り組んでいます。

ユーチューブ撮影

診察室でYouTube動画の録画を行う。

治療の基本は漢方薬と分子栄養学に基づく栄養療法。特に、大半の女性に不足しているたんぱく質と鉄分に注目しています。

「これらを補うと疲労感や頭痛、うつ症状など心身の不調が軽くなり、代謝が改善して漢方薬の効きもよくなるのです。気圧の影響による頭痛で月の半分近くを寝込んでいた女性が、2年間の栄養療法と漢方薬治療でよくなり、『人生が変わりました』と話されたのが印象的でした」

脱毛や保湿への関心、体のケアが意識を変える


デリケートゾーン(外陰部や肛門)のケアにも力を入れています。加齢に伴い乾燥しがちなその部分を保湿することで尿漏れ、膀胱炎、腟炎などのGSM(閉経関連尿路生殖器症候群)を改善し予防するといいます。

インディバメディカルセラピー

深部体温を上げて血流を改善、細胞を活性化させるインディバメディカルセラピー(自費診療)の機器。

「脱毛をきっかけにデリケートゾーンの状態に目を向け始める女性が増えていますね。大事な部分をケアする習慣が意識まで変え、自分自身を大切にしたいという気持ちが強く芽生えたというかたも多く、女性医療の奥深さを実感しています」

アロマやサプリメントを並べた棚

アロマやサプリメントを並べた棚。

デリケートゾーンのケア

デリケートゾーンケア用製品(ソープ、保湿用のジェル・ローション)と栄養補助食品。

究極の予防医学とされるナチュラルホルモン補充療法、思考や感情の癖から抜け出す心理療法のゼロポイントセッション(いずれも自費診療、予約制)も専門的に学んだ高橋先生が対応。女性が自分らしく輝くための医療を幅広く提供しています。

Information

高知いちょう医院

高知県高知市追手筋1-9-22 高知メディカルプラザ2階

天野惠子先生のすこやか女性外来

1「更年期は女性の体の“変化のはじまり”」
1−1 更年期と“その後”の元気のために、体の変化を知りましょう
1−2 女性の健康の守り神・エストロゲンがゼロになったら、生活習慣で補いましょう
1−3 更年期の不調や病気予防に! 女性医療の先駆者が教える生活習慣の「基本5か条」
1−4 女性外来を訪ねて「伊豆美レディスクリニック」

2「だるさ、頭痛、冷え、動悸も。更年期の不調は全身に」
2-1 10年間、我慢するのはもったいない。自分に合う対処法を見つけましょう
2-2 更年期の症状が全身に出るのはなぜ? 訴えの多い10の不調と対処法
2-3 更年期症状の程度を知り、適切な対処法を。専門医も使う簡易テストでセルフチェック!
2-4 女性外来を訪ねて「春日クリニック」

3「不眠、イライラ、うつ、思考力低下。更年期は心も脳も不安定」
3-1 不眠、イライラ、うつ、思考力低下…。更年期のメンタルの不調を正しく知ろう
3-2 更年期のメンタルヘルスを左右する3つの物質とは。減少すると起こる不調は?
3-3 更年期のメンタルを改善するには? 症状に応じた漢方薬や生活習慣の見直しを
3-4 女性外来を訪ねて「こころとからだの杉本クリニック」

4「女性の元気を支える“骨・筋肉・血流”の三本柱」
4-1 更年期以降の人生を健やかに過ごすには、“骨・筋肉・血流”の三本柱が大切です
4-2 骨量と筋肉量は何歳からでも改善できる! まず年齢による変化を知りましょう
4-3 脳と心臓の健康を保つカギは「血流」。動脈硬化を防ぐために注意したい3つのリスク
4-4 女性外来を訪ねて「和歌山ろうさい病院 女性専門外来」

5「骨粗しょう症を予防し、“転んでも折れない骨”をつくる」
5-1 骨粗しょう症を予防するために、骨量維持は更年期女性の重要な“ミッション”!
5-2 “女性であること”が骨粗しょう症のリスク!? 骨量減少に気づくために5年に1度の骨密度検査を
5-3 骨は自分でつくるもの。骨粗しょう症を防ぐために、実践したい食事と運動とは?
5-4 女性外来を訪ねて「アットホーム表参道クリニック」

6「“高血圧なんて関係ない”は大きな間違い。今から減塩を」
6-1 自分には関係ないと思っていませんか? 更年期以降、誰にも高血圧のリスクが生じます
6-2 加齢とともに女性の血圧は3段階で変化します。自分の“高血圧リスク”を知って対策を
6-3 血圧を下げるための7か条とは? 自然に減塩できる野菜スープのレシピも
6-4 女性外来を訪ねて「山梨県立中央病院 女性専門家」

7「心筋梗塞や狭心症のリスクを高める女性の糖尿病」
7-1 女性の糖尿病は男性以上に高リスク! 更年期以降は血糖値を上げない生活を
7-2 血管に及ぼす影響は大! 女性こそ注意すべき「糖尿病」とはどんな病気?
7-3 自分の“糖尿病リスク”を知って、今から対策を! 実践したい生活習慣もご紹介
7-4 女性外来を訪ねて「ソフィア北円山クリニック」

8「女性の脂質異常症は、過剰に怖がらなくて大丈夫」
8-1 コレステロールも中性脂肪も必要な栄養素!? 性差で考える“女性の脂質異常症”
8-2 更年期以降の女性は脂質異常症になりやすい体に。コレステロールが増えても慌てないで!
8-3 コレステロールは自力でコントロール! 薬の前に生活習慣を改善しましょう
8-4 女性外来を訪ねて「順天堂大学医学部附属浦安病院 女性専用クリニック」

9「更年期から気をつけたい心臓の血管にかかわる病気」
9-1 更年期以降増え始める女性の「狭心症・心筋梗塞」。気をつけたい心臓の血管にかかわる病気
9-2 更年期以降気をつけたい「狭心症・心筋梗塞」とはどんな病気? 男性との違いも解説
9-3 狭心症・心筋梗塞の症状には性差が! 女性の症状は広範囲に及び、診断されにくい
9-4 女性外来を訪ねて「高知いちょう医院」

*NPO法人性差医療情報ネットワーク「女性外来マップ」では、女性外来を開設している医療機関(2018年現在約300か所)のリストを公開。 URL:http://www.nahw.or.jp/hospital-info *「女性外来オンライン」(天野惠子先生主宰)では、天野先生ご自身が厳選した女性の健康の回復や維持に役立つ信頼性の高い情報を発信している。 公式サイト「女性外来オンライン」:https://joseigairai.online/ YouTube「女性外来オンラインチャンネル」はこちら>>
撮影/本誌・武蔵俊介 取材・文/浅原須美

『家庭画報』2023年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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