愛の妙薬といわれるカモミール。煎じた液で髪と顔を洗うと愛する人を魅了できるとされている。鎮静、集中の効果もある。惑星がハーブを決め、12星座は体の部位に対応する特徴類似説(Doctrine of Signatures)は、植物の見た目の特徴が薬草としての用途を示していると説きます。たとえば、赤いハーブは血液に、水気を多く含んだハーブは体液調整に効くといった具合です。
太陽のハーブは、黄金色のものが多く、生命力を高めます。火星のハーブは刺激的で、辛みや苦みを持つことがよくあります。月のハーブは水気を多く含み、白い色をしたものが多く、水辺によく生え、熱感のあるしつこい痛みを和らげます。金星のハーブは最も豊富で、見た目が美しく、うっとりする香りを放つものが多いです。土星のハーブは、たとえばきのこのように、暗く湿った土地や、荒れ地、地中などに多く生えます。木星のハーブは通常大型で生長が早く、芳香があり、花をつけるものが多いです。水星のハーブは見た目に乾いた感じがして、香りよく、また多色のものが見られます。
12の星座は、人の誕生と成長の段階に対応します。
牡羊座は、誕生時に最初に出てくる体の部位である頭を支配し、赤ん坊が子宮を離れて押し出され、自立した存在として人生を受け入れる時点を示します。
牡牛座は、続いて現れる首と喉を示し、生命が確立するときです。
次の双子座は、息を吸い、産声を上げる段階で、この世でのコミュニケーションのとり方を示します。
蟹座は胃を支配し、栄養を摂る、つまり赤ん坊が乳を吸う段階です。
獅子座は、赤ん坊が母親から生命力を受け取る段階。新生児が生きていくための勇気と力、生きる意志と力をもらいます。
乙女座は腸を支配し、消化と吸収や、よいものと悪いものの選別を示します。つまり、赤ん坊が初めて食べ物を口にし、消化器系が働きだす段階です。
天秤座は腎臓と体の水分バランスを支配します。赤ん坊が初めてのおしっこを出し、腎臓を介しての水分調整の仕組みが働き始めます。
蠍座は生殖器、肛門、膀胱を支配し、人の生理機能の重要な一部である排泄を示します。毒素を体内に溜め込んでしまうか、洗い流すことができるかを表しています。
射手座は腰を支配し、歩くこと、座ること、世界を動き回ることを示します。
山羊座は膝と老いを支配し、柔軟性、適応力を示します。
水瓶座は足首を支配し、敏捷性、平衡感覚、動作、そしてこれも柔軟性を示します。
魚座は足部を支配し、地に足のついた人生を送る能力を示します。
エレメント、惑星、星座は、人の体が環境とどのように相互作用し、健康がどう維持されるのか、またどうやって病が起こるのかを示しているのです。
エリザベス・ブルークのハーブ占星術
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牡羊座(おひつじ座)・
牡牛座(おうし座)・
双子座(ふたご座)・
蟹座(かに座)・
獅子座(しし座)・
乙女座(おとめ座)・
天秤座(てんびん座)・
蠍座(さそり座)・
射手座(いて座)・
山羊座(やぎ座)・
水瓶座(みずがめ座)・
魚座(うお座)