エリザベス・ブルークのハーブ占星術
古代ギリシャの時代から、あらゆる植物を分類し、それを活用して体の健康とバランスを維持する療法が編み出されてきました。2023年は占星術の知識を得て、薬草のパワーを暮らしに取り入れてみませんか。それぞれのハーブが各星座にもたらす、神秘なる力をご紹介します。
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4要素(エレメント)、7惑星、12星座に分類されるハーブの力>>・
ほかの星座の健康&幸運を招くハーブを見る>>【乙女座(8/23〜9/22)】
心が落ち着かないときは、バレリアンを。ヨガや太極拳も効果的
バレリアン神経系の悩みに最も効果があるとされるハーブの一つ。慢性的な不眠症、片頭痛、動悸などにもよいといわれている。乙女座は腸を司ります。あなたの強い感情は、ときにアレルギーや腸の痛みのもとになることも。最近つかみどころのないようなエネルギーが溢れ、少し変わった人たちがあなたの人生に現れているのも一つの原因かも。
乙女座のあなたは混乱や曖昧さを嫌いますが、ここ数年で気にしすぎないことを学んだはず。特に物事に秩序がなくなると不安になりますが、それが理由で寝つけないときや、混沌の渦に飲み込まれそうなときは、
バレリアン(西洋カノコソウ)のチンキ剤(※)が助けとなるでしょう。
ヨガや太極拳は、体を動かしながら心を落ち着かせるため、おすすめです。
4月に責任と野心を象徴する星、土星が、魚座で海王星と落ち合い、2年間滞在するので、あなたは強い感情にとまどいを感じるかもしれません。ひとりきりで自然に囲まれ、混乱したエネルギーを発散する時間が必要になることも。
リコリス(カンゾウ)は、女性のスタミナを増強し、繊細な腸をいたわります。お休み前のリコリスティーがおすすめ。
※チンキ剤〔ハーブを度数の高いアルコールにつけて、成分を抽出したもの〕
エリザベス・ブルークのハーブ占星術
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4要素(エレメント)、7惑星、12星座に分類されるハーブの力・
牡羊座(おひつじ座)・
牡牛座(おうし座)・
双子座(ふたご座)・
蟹座(かに座)・
獅子座(しし座)・
乙女座(おとめ座)・
天秤座(てんびん座)・
蠍座(さそり座)・
射手座(いて座)・
山羊座(やぎ座)・
水瓶座(みずがめ座)・
魚座(うお座)[掲載したハーブについての注意点]
妊娠中・授乳中の女性、乳幼児や高齢者、疾患の治療で薬剤などを使用しているかたがハーブを治療目的で服用すると、思わぬ副作用が現れることがあります。必ず事前に医師と相談してください。 〔特集〕鏡リュウジと英国占術4人の巨匠たち 魔法と星の国「英国」へようこそ
エリザベス・ブルーク
薬草療法家・占星術家。英国メディカルハーバリスト資格取得。ロンドンにある占星術の教育機関「カンパニー・オブ・アストロロジャーズ」にて、医学占星術や数秘学の教鞭をとるほか、女性の健康と薬草療法に関する講義を行う。著書に『ハーブ占星術』などがある。
文/エリザベス・ブルーク 翻訳/海後礼子
『家庭画報』2023年2月号 別冊付録「2023年 開運・招福術」掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。