鏡リュウジと英国占術4人の巨匠たち 魔法と星の国「英国」へようこそ 第11回(全16回) スピリチュアルが日常に生きている現代占星術の国、英国。そんな英国に惹かれ続ける鏡リュウジさんと、英国を代表する4人の占術家(
マギー・ハイド、
ジュリエット・シャーマン=バーク、
フランク・C・クリフォード、エリザベス・ブルーク)が総登場。2023年を徹底的に占います。
前回の記事はこちら>> フランク・C・クリフォードの手相術
手相術のルーツは英国。占星術とは身近な関係にあります。占星術師のフランクさんの手相術は、指紋や爪の形まで見る詳細な鑑定ですが、今回は手の形と線で読む入門編。それでも、そこにあなた自身の本質を見いだせるでしょう。
4つの線+αで見るあなたの過去・現在・未来
生命線、頭脳線、感情線、運命線の4本の基本の線を中心に手相を読み解いていきましょう。(この記事では「生命線」について紹介します。頭脳線、感情線、運命線は後日配信予定)
●基本線からわかること
基本線の方向や深さは次のようなエネルギーを示しています。
●はっきりした頭脳線、細く薄い頭脳線
強くはっきりした頭脳線は、並外れた集中力により仕事で素晴らしい成果が得られる可能性、あるいは救いようのない状況にストレスを抱えている可能性を示しています。細く薄い場合は、教育で得た知識や技術を仕事においてほとんど使っていないことを示します。自分をもっと刺激する仕事や会話が必要です。
●太い感情線、細く薄い感情線
太い感情線は、激しい感情が起こりやすく、人間関係や性的欲求が思考や行動を支配していることを示しています。細く薄い場合は、愛情や感情を自然に表現することが苦手で、その自覚が根底にあることを示しています。自分を守るための壁を作ってしまっているかもしれません。
●際立つ生命線、ぼんやりした生命線
際立っている場合、人生を最大限楽しむべきときにエネルギーレベルが不安定になっている可能性を示しています。健康的な食生活とライフスタイルを維持してください。薄くぼんやりしている場合、行動力の不足を示しています。食生活や健康の乱れ、一時的に目的を失っていることが原因で、それを改善する必要があります。
●強く出ている運命線、目立って薄い運命線
強く出ているとき、家族を養わねばならないという責任感にかられ、それを重荷に感じている状態を示唆しています。目立って薄い場合は、単調な仕事にとらわれてしまうことをなんとか避けたいと、周囲の望み通りに生きることを拒否しています。定年退職の頃によく見られます。
●2本の生命線、2本の感情線、2本の運命線
生命線が2本ある場合、エネルギー、肉体的な強さ、闘争心が強くなります。感情線が2本ある場合は、感受性の高さと感情の複雑さが通常より増しています。運命線が2本ある場合は、エネルギーを要する二つの義務が存在し、子育てや仕事など二重の責任を負っていることを示します。「どちらも大変」と感じている場合によく手に現れます。