鏡リュウジと英国占術4人の巨匠たち 魔法と星の国「英国」へようこそ 第15回(全16回) スピリチュアルが日常に生きている現代占星術の国、英国。そんな英国に惹かれ続ける鏡リュウジさんと、英国を代表する4人の占術家(
マギー・ハイド、
ジュリエット・シャーマン=バーク、
フランク・C・クリフォード、エリザベス・ブルーク)が総登場。2023年を徹底的に占います。
前回の記事はこちら>> フランク・C・クリフォードの手相術
手相術のルーツは英国。占星術とは身近な関係にあります。占星術師のフランクさんの手相術は、指紋や爪の形まで見る詳細な鑑定ですが、今回は手の形と線で読む入門編。それでも、そこにあなた自身の本質を見いだせるでしょう。
手相から時期を判断する
手相の地図からそれがいつ起こったか、いつ起こるかを時期判断することができます。それは人生の道しるべとなりますが、手相に現れる未来は現時点での未来であり未来は変えていくこともできます。
ここではある出来事を示す「支線」と「時期判断の地図」からそれが起きた(起きる)時期を読み取ってみてください。生命線、頭脳線、運命線は時期判断には信頼度の高い線です。
●時期判断の地図
線には時間軸の方向があり、図の矢印の方向に時間が進んでいます。数字は年齢です。運命線と頭脳線が交差するところが35歳で、多くの場合人生において重要な分岐点を示します。
頭脳線の位置が図より高い場合は交点が40歳前後になります。重要な出来事があった年から交点の年齢を割り出すのもコツです。区切りが7の倍数なのは経験的にその年齢に重要な転機が訪れるからです。
●支線
支線は伸びている方向によって異なる意味を持ちます。支線と基本線が接する位置を見ることによって、それが起こる時期を読み取ることができます。支線は基本線そのものから上昇している必要があり、常に短い線で現れます。
生命線から中指に向かって上昇する支線(A)新規ビジネスや家の購入、資金調達、大きな投資の時期を示します。
生命線から小指に向かって上昇する支線(B)通常生命線の下部分から始まります。
より大きな金銭的報酬が得られる時期を示します。
生命線から手の外側に向かって下降する支線(C)旅行や新しい場所への移動の時期を表します。
生命線から親指に向かって内側に曲がる支線(D)健康上の不安や落胆から、生活や仕事から身を引くことを考える困難な時期である可能性があります。
頭脳線から人さし指に向かう支線、またはその逆(E)新たな信念を持ったり、大きな自信を得た時、また特別な精神的な達成を示します。
頭脳線から中指に向かう支線、またはその逆(F)金銭、家庭またはビジネスで責任が大きくなる時期を表します。
頭脳線から小指に向かう支線、またはその逆(G)成果に見合った金銭的な報酬を得ることを表します。
〔特集〕鏡リュウジと英国占術4人の巨匠たち 魔法と星の国「英国」へようこそ
文/フランク・C・クリフォード 翻訳/海後礼子
『家庭画報』2023年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。