橋本さんの的確なアドバイスに目を輝かせる内藤さん。内藤裕子(ないとう・ゆうこ) 東京女子大学卒業。1999年アナウンサーとしてNHK入局。『あさイチ』『ニュース7』など報道・生活情報番組を中心に活躍し2017年退局。生薬からカレーのスパイスへと興味が広がり、18年カレー大学院卒業。現在アナウンサー業のほか、レトルトカレーのプロデュースやレシピ考案も行う。 母が私に授けてくれた漢方薬は大切な“お守り”
漢方薬との出会いは20歳の頃。母が日本中医薬研究会の顧問で吉祥寺東西薬局の代表であった猪越恭也(いこしやすなり)先生の漢方講座で感銘を受け、家族の健康管理に漢方を取り入れたのがきっかけでした。
生理前の頭痛に悩んでいた私も猪越先生の薬局に通い始め、漢方薬で症状が治まったことに感激。以来、食養生を心がけ漢方相談を継続しています。
アナウンサーは声を使う仕事。喉のケアには特に気を遣います。咳こんだり、声がかれたらどうしようとの不安を解消してくれるのが板藍茶(ばんらんちゃ)と響聲白龍散(きょうせいはくりゅうさん)。
内藤さんはナレーションや朗読などの仕事現場に板藍茶と響聲白龍散を混ぜてお湯で溶いたものをマイボトルで持参している。今回、体質改善のためにすすめられた艶麗丹も“お守り”に加わった。 仕事現場には必ず持参し、憂うつな花粉症の症状もこれで乗り切っています。
今、私は40代。できるだけ長く仕事を続けたい。今回イスクラ薬局日本橋店を訪れ、喉のケアや花粉症対策は十分かと相談をすると、橋本有香さんは親身に応じてくださいました。
カウンセリングのあと、「陰が不足して潤いが足りていないようです。梨や白きくらげなど白い食材を摂り、体質を改善し、板藍茶や響聲白龍散でケアするのがおすすめです」と。
そして私の体質改善に必要なのは肺と腎の強化(補腎)。血の不足と滞り(瘀血・おけつ)によって潤いが必要な場所に届きにくくなるから、補腎で潤いをたっぷり与える「艶麗丹(えんれいたん)」と瘀血を解消する「イスクラ冠元(かんげん)顆粒」を選んでくださったのです。
特に印象に残った言葉は「補腎」。今後、年を重ねるにつれ弱っていく腎の力を今から補うことが生涯現役のカギ、と思わずメモしました。専門の薬剤師さんに相談して今の自分の状態を知り、健康法をアップデートすることは未病を防ぐうえでとても大事ですね。
漢方薬は母が私に授けてくれた大切な“お守り”。一生、手放しません。
内藤さんが健康管理に愛用している健康食品と漢方薬。右上から時計回りにイスクラ衛益(えいえき)顆粒S、イスクラ冠元顆粒、イスクラ涼解楽(りょうかいらく)T、イスクラ婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)B。 イスクラ薬局 日本橋店
漢方薬や健康食品を多数揃えるイスクラ薬局日本橋店。専門知識を持つ薬剤師や中医学講師が相談に応じ、体質や症状に合わせたアドバイスを行う。
店内に展示された芍薬(しゃくやく)、阿膠(あきょう)などの生薬。 東京都中央区日本橋2-15-3
電話 03(3273)7331
営業時間 10時~19時(土曜は18時まで)
日曜・祝日定休
URL:
https://www.ikanpo.jp/nihonbashi/※健康づくりのご相談はパンダマークの日本中医薬研究会の薬局・薬店へ。 撮影/本誌・大見謝星斗 取材・文/浅原須美
『家庭画報』2023年4月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。