相国寺
春の特別拝観 3月24日~6月4日
現存する禅宗寺院最古の法堂を公開室町幕府の3代将軍・足利義満が、14世紀末、御室・室町殿の東に創建した臨済宗相国寺派の大本山・相国寺。今は京都御所の北側に位置し、寺域は約4万坪。境内には13の寺院塔頭があり、山外塔頭には義満と8代将軍・義政のそれぞれの山荘であった鹿苑寺(金閣寺)と慈照寺(銀閣寺)、真如寺があります。
この春の特別公開では、慶長10年(1605)に再建された法堂のほか、平成25年に大改修された方丈、浴室を見学することができます。 法堂は現存する禅宗寺院の法堂では最も古く、巨大な空間の中、重要文化財の本尊釈迦如来像が拝観できます。
方丈法堂外観浴室外観 鏡天井には狩野光信が描いたとされる「蟠龍図(ばんりゅうず)」が描かれ、堂内中央で手をたたくと反響してカラカラという音が返ってくることから「鳴き龍」とも呼ばれています。
総門 相国寺(しょうこくじ)
京都府京都市上京区今出川通烏丸東入る
電話 075-231-0301
拝観時間/10時~16時(入場)
拝観料/一般800円、65才以上・中高生700円、小学生400円
境内は無料で開放
※4月8日は法要のため法堂のみ11時~(方丈、浴室は10時~)、予告なく拝観停止の場合あり
www.shokoku-ji.jpこのページの写真提供/すべて相国寺 西村晶子/Shoko Nishimura
関西在住ライター&コーディネーター
京都の老舗から新店まで、食を取り巻く文化などを独自の目線で取材。20数年、『家庭画報』の京都企画を担当し、さまざまな記事を執筆。