餃子と聞いただけでお腹がすく。今や餃子は日本人のソウルフード
日本に「餃子」をもたらした中国では春節(旧正月)に餃子をいただく風習があります。大晦日に金運や子孫繁栄を呼び込む餃子をいただくことが縁起がよいとされ、まるで日本のおせち料理のような意味合いがあります。
餃子は中国北部の食べ物。この風習も北京など北部での習わしのようです。中国では水餃子が一般的で、主食として食べられています。焼き餃子が人気で、ご飯のおかずとして親しまれている日本とはちょっと違いますね。
京都、秋田、仙台。各地が誇る、最強の餃子をお取り寄せで
餃子の日はもともとこの旧正月に合わせて一般社団法人日本記念日協会によって制定されていましたが、年によって日が変わるので2022年から3月8日になりました。
「み(3)んなでハ(8)ッピーギョーザの日」だそうで、確かに熱々の餃子とビールがあればハッピーな気持ちになれます。
今回は厳選に厳選を重ねた、各地のご自慢餃子をご紹介します。いずれも冷凍のままフライパンで焼くだけでいい。便利でおいしい、嬉しいことずくめの餃子です。
京の都 もち豚に京都市長賞受賞のキャベツ……。はんなり和餃子は食べだしたら止まらない。
京都の餃子専門店が厳選した京都の食材で作る「ほんまもん」の京都の餃子。もっちりした食感の「京の都 もち豚」に京都市長賞を受賞した伏見の中嶋農園の「キャベツ」、京都の伝統野菜、九条ねぎを使用。調味料もかつおだしをベースに名だたる名料亭が贔屓にする「山利」の味噌が隠し味です。
口に入れると野菜の甘みがあふれ出し、皮はつるり、さっぱりと優しくいくらでも食べられてしまうほど。やみつきになること間違いなし。京都の千鳥酢を使った醤油だれと黒煎り七味がついてきます。
杜の都仙台の特産野菜にこだわった、翡翠色の餃子
仙台市が誇る特産の野菜、仙台雪菜。菜の花やキャベツ、ブロッコリーなどと同じアブラナ科で冬でも露地栽培が可能です。仙台産のものは緑が濃く葉が縮れており、歯ごたえがよく、甘みがあります。
この特産の雪菜をおしげもなくたっぷと皮に、あんに使用。宮城県湧谷町産の仙台小ねぎと豚肉とが奏でるハーモニーはヘルシーでやさしい味わい。にんにく不使用です。
秋田の新名物餃子は、比内地鶏にいぶりがっこの独特な香りと歯触りがクセになる
稲庭うどんの有名店無限堂が秋田の名物、いぶりがっこと比内地鶏を使った餃子を開発しました。いぶりがっこは囲炉裏の上に吊るして燻した大根をぬか漬けしたもの。独特の芳ばしさと旨みに名物の域を超えてファンが多い漬物です。
比内地鶏は日本三大地鶏のひとつとして高く評価されているもの。身が締まってコクのある旨みが特徴です。意外な取り合わせながら、秋田の旨みをぎゅっと閉じ込めたクセになるおいしさ。新名物の誕生です。