『製本屋と詩人』
カバー装画/Josef Capek,Sitting Man,1918 ブックデザイン/宗利淳一イジー・ヴォルケル 著、大沼有子 訳/共和国1900年に生まれ、24歳という若さで早世した、20世紀のチェコを代表する革命詩人の作品を日本で初めてまとめた一冊。
子ども時代をチェコで過ごしたという訳者が選んだ物語と詩が収録される。子ども向けに書かれた物語は深い人間洞察による普遍性をたたえ、詩はみずみずしい。
訳者「あとがき」に、作者ヴォルケルの生涯と彼が生きた時代が詳しく解説され、若き詩人が当時どれほどの旋風を巻き起こし、その作品が100年を超えていかにチェコで読み継がれているかを知ることができる。
「#今月の本」の記事をもっと見る>> 『家庭画報』2023年3月号掲載。
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