竹中直人さんが舞台『火星の二人』に出演します。2011年に始動した竹中さんと生瀬勝久さんの演劇ユニット「竹生企画」による3作目です。竹中さんが演じるのは、大事故に遭いながら、奇跡的に生き残った大学教授。そこへ尋ねて来るのは、実は同じ事故で生き残ったもう一人の男(生瀬勝久さん)。しかも何やらワケありで……。サスペンスフルな展開にも乞うご期待!
――『火星の二人』のプロットを読ませていただきました。面白い作品になりそうですね。
「よかった。実は僕、読んでないんです。岩松 了さんと芝居をやっていた頃(1990~2002年「竹中直人の会」)の癖というのかな。稽古が始まるまでは、あらすじ的なものにも目を通さないようにしています。岩松さんの時は、稽古初日に初めてホン(脚本)を渡されて、しかも前半しかできていないのが普通でしたから。僕はそういうのが結構好きで、流れを知ったうえで演じるというのが、どうも苦手なんです」