フランソワ・ジェラール《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》1798年 パリ、ルーヴル美術館 Photo ©RMN-Grand Palais(musée du Louvre)/Tony Querrec/distributed by AMF-DNPartcom国立新美術館で、2023年3月1日にスタートしたばかりの本展。2015年の「日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」、2018年の「肖像芸術―人は人をどう表現してきたか」に続く、ルーヴル美術館展となる。担当した国立新美術館 主任研究員の宮島綾子さんに話を伺った。
サッソフェラート(本名 ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ)《眠る幼子イエス》1640-1685年頃パリ、ルーヴル美術館 Photo ©RMN-Grand Palais(musée du Louvre)/Stéphane Maréchalle/distributed by AMF-DNPartcom「当館は、現代の芸術表現の紹介と、歴史的な芸術作品の新たな魅力を引き出すという、2つの大きな方針で企画展を行っています。本展は後者にあたります。前2回のルーヴル展では“風俗画”、“肖像芸術”と、芸術のジャンルをテーマとした展覧会が続いたため、これらとは異なる切り口にしたいと考え、“愛”をテーマとすることを提案しました。この案がルーヴル美術館側から賛同を得て、前回のルーヴル展が開催された2018年に準備を開始しました」
ジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》1777-1778年頃 パリ、ルーヴル美術館 Photo ©RMN-Grand Palais(musée du Louvre)/Michel Urtado/distributed by AMF-DNPartcomフランソワ・ブーシェ《アモルの標的》1758年 パリ、ルーヴル美術館 Photo ©RMN-Grand Palais(musée du Louvre)/Gérard Blot/distributed by AMF-DNPartcom展示は、膨大な所蔵作品の中から精選された、16世紀〜19世紀半ばの絵画73点で構成される。さまざまなモチーフ、さまざまな手法により表現される“愛”に満ちた展示室では、これまでの絵画鑑賞体験とは異なる幸福感をもたらしてくれそうだ。
「“愛”は、人が最も身近に感じられる芸術のテーマの一つかもしれません。多くのかたに足をお運びいただきたいですね」
※2023年4月3日(月)より、家庭画報.comにて、パリ在住の美術展プロデューサー・今津京子さんが、知られざる愛の名画の秘密を解説する
短期集中連載「ルーヴル美術館展 愛を描く」がスタート! 鑑賞券のプレゼントもあります。どうぞご期待ください。
表示価格はすべて税込みです。
構成・文/安藤菜穂子
『家庭画報』2023年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。