いきいきと女性らしさが溢れ出す「洗練ショートヘアで軽やかに」 第2回(全5回) 新しい美しさに出会いたくなる春。髪を切ることで生まれる軽やかさやフレッシュな華やぎは家庭画報世代に自信と心地よさをもたらします。今こそ、なりたい自分になれる洗練ショートヘアに。誌上で大胆なヘアチェンジを披露してくださった石川さゆりさんの新スタイルを皮切りに、実例をご紹介します。
前回の記事はこちら>> 髪を短くしたことで美しさにより磨きがかかった城戸真亜子さん。美意識の高い城戸さんの最新ヘアスタイルを取材しました。
洋画家 城戸真亜子さん
「憧れていた“動きのある髪”を楽しんでいます」。ジャケット9万1300円 Tシャツ2万9700円/ともにイレブンティ(三喜商事) パンツ9万4600円/ドロシー シューマッハ(サン・フレール) ネックレス20万3500円 バングル25万3000円 リング60万5000円/すべてブチェラッティ イヤリング/スタイリスト私物城戸真亜子(きど・まあこ)アートスクールの主宰、パブリックアートや企業からの依頼による絵画の制作、個展の開催など画業を充実させつつマルチな才能を生かして幅広く活躍している。鎖骨ぐらいのミディアムロングから胸に届くロングまで、フェミニンなスタイルが基本。毛先の巻きも楽しんでいました。襟足まで潔くカットしたハンサムショート。今の気持ちやファッションにしっくりきます
2年前にセミロングからショートにシフトした城戸真亜子さん。
「家庭画報の撮影で短く見えるアレンジをしていただいたときに、この長さもいいなと思ったのがきっかけです。幾つになっても自分らしいお洒落を楽しみたい中で、むしろ髪が短いほうがトゥーマッチな印象にならず、肩の力が抜けた軽やかな印象にまとまる気がして」と、ショートヘアが叶えるバランスのよさを語ります。
毛先のナチュラルな揺れが柔らかな表情を醸し出す
以来、肩につかないレングスでスタイルの変化を楽しんできましたが、ここまで短いベリーショートは久しぶり。フロントから後頭部にかけてセンターラインの髪にレイヤーを入れ、襟足は首に沿うようにカットすることで後頭部に丸みを出しています。
ハリコシのある直毛で、量も多く、「ないものねだりで風になびくような柔らかい印象に憧れていました(笑)」と話す城戸さん。
30年来ヘアカットとスタイリングを担当している鈴木將夫さん曰く「ロングのときはソフトなニュアンスを出しづらかったのですが、この短さなら、ストレートアイロンを使ったウエーブでランダムな動きをつくりやすい」とのこと。タイトに締めた襟足との対比も素敵です。