新しいことが始まる春にふさわしい「一生もの」探しがスタート!
陽気とともに銀座の街がにぎわいを取り戻してきた春のある日のこと。銀座2丁目にある「ショパール ブティック 銀座本店」を訪れたおおさわさんと編集長の鈴木。銀座本店は“ハッピーダイヤモンド”を中心としたジュエリーやウォッチが並ぶ1階、本格機械式メンズウォッチが揃う2階、そしてエンゲージ&ウェディングジュエリーとハイジュエリーの数々に彩られた3階の3フロア構成となっています。
実は個人的にお目当ての時計があるというおおさわさん。まずはその時計を見ながら「一生もの」探しのトークがスタートします。
左がスタイリスト・おおさわ千春さん、中央が家庭画報.com編集長・鈴木東子。おおさわ:以前撮影でお借りした時計とペンダントが、ずーっと忘れられなくて……。今日はまずその2点から拝見してもいいかしら?
鈴木:もちろんです! おおさわさんのような格好いい大人が、どういう時計を選ばれるのかとても興味があります。
おおさわ:ハッピーダイヤモンドのシリーズの1つで、「ハッピームーン」という名前の時計と、「ハッピーサン ムーン&スター」というペンダントなんです。人には「えーっ、意外!」って言われるのですが、実は私、月や星のモチーフがすごく好きで。時計は文字盤に星座と月や星が描かれていて、ペンダントにはなんと、月や星をかたどったムービングモチーフが入っているんです。
太陽と月と星。天空の輝きを手もとに、胸もとに
時計「ハッピームーン」(RG×ダイヤモンド、36㎜、アリゲーターストラップ、世界限定250本)704万円 ペンダント「ハッピーサン ムーン&スター」(WG×RG×ダイヤモンド)176万円/ともにショパール鈴木:すごく素敵! ネイビーの文字盤とストラップもなかなかお目にかかれないカラートーンですね。どちらかというと辛口ファッションのおおさわさんが、星と月のモチーフを偏愛しているというのも、ある意味ギャップがあってインパクト大。本物だからこその遊び心が感じられます。
おおさわ:そう、ポイントは「本物」であること。ジュエリーや時計って、服以上に、向き合う相手に自分を印象づけるアイテムだと思うんです。特に年齢を重ねてくると、はっきりとした存在感のあるジュエリーを身につけていることはとても重要。どんな人でも、年齢とともに風格というか迫力が出てくるでしょう?
鈴木:あ、それはわかります。若い頃につけていたジュエリーじゃ、なんだか頼りなくなる感覚ですよね。
おおさわ:若い頃の“月や星”じゃだめなんです。今の自分に負けないもの、そして自分の“人間力”をしっかり伝えられるものを身につける必要がある。
鈴木:人間力ですか。なるほど、ジュエリーや時計は本当に「今の自分」を反映するものなんですね。
「自由」と「愛」。ショパールが築き上げてきた美しいクリエーション
鈴木:人間力を託すという点でも、ショパールはそれにふさわしいブランドですね。なんといっても1860年にウォッチメーカーとしてスタートした老舗中の老舗です。
おおさわ:1960年代から経営に携わるショイフレ ファミリーが今も家族経営を貫くブランドです。だから作るものにブレがない。とてもはっきりした個性があるところが魅力です。
1970年代に登場したハッピーダイヤモンドの時計。文字盤の周りにセットされた2枚のサファイアクリスタルの間を、ダイヤモンドが自由に動き回ります。鈴木:アイコンである“ハッピーダイヤモンド”ですが、このデザインがどうして誕生したかご存じですか?
おおさわ:あら、改めて聞かれるとちょっとわからないわ。
鈴木:1976年に、当時のクリエイティブ・ディレクターが滝を見て思いついたそうなんです。滝つぼに落ちてきらきらと光を反射しながら飛び散る水しぶきを見て、「そうだ、この水しぶきのようにダイヤモンドをもっと自由にしてあげたい!」って。「解き放たれたダイヤモンドはとても幸せそうね」という、現会長夫人の言葉が、コレクション名の由来だそうです。
おおさわ:わぁ、いい言葉ですね、「ダイヤモンドを自由にしてあげたい」!
「ハッピースポーツ」の時計は、購入時に限りカスタマイズも可能。好きな色石やモチーフを選んで、自分だけの特別な1本に。おおさわ:現在のアーティスティック・ディレクターであるキャロライン・ショイフレも、「自由」や「自然界への愛」をすごく大切にクリエイトしていると感じます。
鈴木:ハイジュエリーでも動物をモチーフに、それはそれは可愛くて美しいジュエリーをたくさん作り上げていますよね。
ショイフレ家の一員であり、ショパールの共同社長兼アーティスティック・ディレクター、キャロライン・ショイフレ。おおさわ千春さん直伝のジュエリーコーディネート術
鈴木:さて、場所を3階のサロンに移して、1階で選んだジュエリーを試着してみたいと思います。なにから試そうか、わくわくしますね。
おおさわ:鈴木さん、今日は黒いお洋服ですから、まずはこのオニキスを使ったハッピーハートのペンダントはどうですか?
鈴木:私、普段は本当にハートとか「無理!」っていうタイプなんですけど。でもショパールのハートって、少し横に膨らんだソフトな印象ですね。
おおさわ:黒いハートの上に1つ、ムービングダイヤモンドがあしらわれているのもラグジュアリーです。今日はVネックのワンピースなので、肌に直接のるかたちになりますが、シンプルなクルーネックのニットとか冬場ならタートルの上にのせても素敵。地金のキラキラと違って、黒はすごく知的な印象が際立ちます。
ペンダント「ハッピーハート」(RG×ダイヤモンド×オニキス)66万5500円/ショパールおおさわ:私はよく、首もとにスカーフを結んで、その下からペンダントトップが見えるようなあしらいをします。向かい合って話している相手が、そのあたりをチラチラと見てくれると「やった!」という気持ちになります(笑)。
鈴木:なるほど、あえてスカーフのような小物も合わせて、ジュエリーを目立たせる作戦ですね。このペンダントは、とても活躍してくれそうです。
「プレシャス レース」もおおさわさんのおすすめ。写真は「ニュアージュ(雲)」と「ヴァーグ(波)」と名付けられたコレクション。清冽な輝きの中に、ふわふわと空を浮遊するような軽やかさや、オートクチュールレースのような繊細な手仕事の美しさを感じます。「プレシャス レース ニュアージュ」ネックレス(WG×ダイヤモンド)258万5000円 「プレシャス レース ヴァーグ」リング(RG×ダイヤモンド)270万6000円 同イヤリング(RG×ダイヤモンド)403万7000円/すべてショパールジュエリーの力を自分のものに。ハッピーバタフライで広がる装いの可能性
おおさわ:このカーネリアンを使ったバタフライモチーフも、いろいろコーディネートが楽しめますよ。中央にムービングダイヤモンドがあしらわれて、とても躍動感のあるショパールらしいデザインですね。
鈴木:これは、マライア・キャリーとのコラボレーションで作られたコレクションですよね。
ネックレス「ハッピーバタフライ×マライア・キャリー」(RG×ダイヤモンド×カーネリアン)97万3500円 同バングル(RG×ダイヤモンド)211万2000円/ともにショパールおおさわ:カーネリアンは少し黄みのある赤で、私たちの肌にとてもなじみがいいんです。ショパールならではのエシカルなローズゴールドとも好相性。私のステディアイテムである白シャツやグレーのニットにもすごく合いそうです。でも鈴木さん、せっかくだからこちらのフルパヴェタイプのリングをつけてみてください。このデザインは胸もとも素敵だけれど、指につけたら抜群にその魅力が際立つはずです。
リング「ハッピーバタフライ×マライア・キャリー」(WG×ダイヤモンド)182万6000円 時計「ハッピーダイヤモンド アイコン」(WG×ダイヤモンド、26×29㎜、アリゲーターストラップ)272万8000円/ともにショパール鈴木:なんて滑らかに指にフィットするんでしょう! 本当に蝶がとまっているみたい。いつまでも見つめていられる「一生もの」の輝きですが、日常にも活躍させられるかしら。ドレスアップのシーンだけのものになりそうな気もするのですが。
おおさわ:こういうリングをあえてカジュアルな装いにつけられるのが大人の特権なんです。想像してみてください、白いリネンのシャツやローゲージニット、ネイビーのブレザーにこのリングをしているところを。ね。似合うでしょう? 何度も繰り返すようですが、人間力がついてきた40代以降は、いいものを美しくカジュアルダウンできるんです。
鈴木:おおさわさん、ものすごい説得力です。思わず買ってしまいそうです……。
ショパール ブティック 銀座本店
東京都中央区銀座2-4-14 ショパールビルディング
電話 03-5524-8972
営業時間 11時30分~19時30分
ショパール ジャパン プレス電話 03-5524-8922
https://www.chopard.com/ja-jp